新たな女子体操界のヒストリー『Jts(女子体操サークル)』とは
2024年3月17日、大阪府大阪市に本社を置く株式会社TRyASが主催する『Jts(女子体操サークル)』のお披露目会が行われました。日本の女子体操界に新しい歴史を刻むべく誕生したこのグループは、リオ五輪と東京五輪の代表選手である杉原愛子を中心に、個性豊かな選手たちで構成されています。
プロジェクトの目的
『Jts』は、女子体操選手の夢を支えるために設立されました。体操競技がまだマイナースポーツであり、その魅力が十分に伝わっていないという認識から、選手たちが持つ希望や目標をサポートし、体操の魅力を広める活動を行っていくことが目指されています。杉原は、「体操ファンや参加者を増やすことで、新たな体操の歴史を作りたい」と語り、意気込みを見せました。
サポートプログラムの内容
『Jts』では、選手がそれぞれ自立し活動していけるよう、以下の三つのサポートプログラムを展開しています。
1. 情報発信の強化
女子体操競技では、多くの大会で撮影が禁止されています。そのため、SNSを通じた情報発信が難しく、体操の楽しさを広めることができていません。『Jts』では、体操を知らない人々にも楽しんでもらえるよう、魅力的なコンテンツを発信していく方針です。
2. 経済的支援の提供
競技を続ける上での経済的負担を軽減することも、『Jts』の重要な活動です。合宿や練習場への移動など、支援が得られない場合でも、自分の意志で選手活動を続けられるような体制を整えていきます。
3. 技術面以外のスキルアップ
体操技術を磨くだけではなく、ダンスや音楽の視点を取り入れたアカデミープログラムを実施します。これにより、演技力を高め、より多くの人に感動を与える体操選手を育てていくことを目指しています。
新プロジェクト『Jts CheerZ』メンバー募集
さらに、2024年6月から9月までの期間限定で、新プロジェクト『Jts CheerZ(ジェイティエスチアーズ)』のメンバーを募集しています。この新しいグループでは、体操経験がある方が対象で、体操の魅力をSNSなどを通じて発信することが求められます。参加者は自身の技を披露したり、体操について語ったりすることが期待されています。
Jtsメンバーの紹介
杉原愛子
- - 年齢:24歳(1999年生まれ)
- - 所属:株式会社TRyAS
- - 主な実績:リオ・東京オリンピック出場、全日本種目別選手権1位
- - 意気込み:多くの人に体操の魅力を伝えたい。
佐藤美結
- - 年齢:14歳(2009年生まれ)
- - 所属:K.R.M体操センター
- - 主な実績:全国中学校選手権跳馬4位
- - 意気込み:技術を学び、自分の成長を楽しみたい。
久保田麗音
- - 年齢:15歳(2008年生まれ)
- - 所属:スペース姫路体操クラブ
- - 主な実績:全日本個人総合選手権出場
- - 意気込み:新たな出会いを楽しみにしている。
髙原菜心
- - 年齢:15歳(2008年生まれ)
- - 所属:スペース姫路体操クラブ
- - 主な実績:アジアジュニア選手権団体優勝
- - 意気込み:体操を楽しんでもらえるように頑張りたい。
結論
『Jts(女子体操サークル)』の活動を通じて、女子体操界の新しい景色が広がることが期待されます。今後の展開に目が離せません。