株式会社システムインテグレータが新機能を搭載したSI Object Browserを発表
データベース開発の支援を行うツール「SI Object Browser」の最新バージョンが登場します。株式会社システムインテグレータは、2025年12月2日より「SI Object Browser for Oracle 25」と「SI Object Browser for Oracle ReadOnly Edition 25」の販売を開始することを発表しました。この新バージョンでは、テーブルの差分表示機能やJSONデータの編集機能が追加されており、データの確認やメンテナンス作業の効率化が図られています。
新しい機能の詳細
テーブルの差分表示機能
新たに追加されたテーブルの差分表示機能は、特定のテーブルデータの変更を視覚的に把握することができる非常に有用な機能です。この機能では、SQL実行画面でSELECT文を二度実行し、その結果を比較することができます。変更されたレコードはハイライトされるため、迅速に修正や追加されたデータを知ることができます。また、比較した結果をExcelに出力できるため、バックアップテーブルや別スキーマとの比較、他のアプリケーションとのデータ比較など、さまざまなシーンで活躍します。
JSONデータ編集の改善
これは特にJSONデータを扱う開発者にとって大きな利点です。新しいツリー形式での編集機能により、ネストされたJSONデータも階層形式で整理されて表示され、簡単に編集できます。さらに、テキスト形式にも切り替え可能で、自動整形されたデータを確認しながら作業を進めることができるため、安心して作業が行えます。
柔軟なデータ移行
新機能には、INSERT文生成機能が含まれています。これは、表示されたテーブルデータをもとにINSERT文を生成でき、特定のデータを絞り込んだり、複数のテーブルを結合したデータを元に生成できるため、データ移行のプロセスがより柔軟になります。
構文エラーチェックの強化
さらに、AIによる構文エラーチェック機能が強化され、修正前と修正後のSQLが比較できるため、エラーを素早く修正できます。違いがある行はハイライトされ、視覚的にも修正を確認しやすくなっています。
SSH接続への対応
セキュリティ面でも新たにSSH接続に対応しました。これにより、Oracle Cloud Infrastructureなどのゼロトラスト環境でも、データベース接続を安全に行うことができるようになります。安全な環境でのデータベース接続が可能で、企業内のセキュリティポリシーにも適合します。
SI Object Browserシリーズの販売状況
SI Object Browserシリーズは1997年から販売を開始し、これまでに日本国内で21,000社以上、510,000を超えるライセンスの販売実績を誇ります。このシリーズは、ソフトウェア開発における広く使用されているツールとして定評があります。
特に「SI Object Browser for Oracle」はシリーズの主力製品であり、今回の改良によりさらなる売上拡大が見込まれています。この新機能の実装により、今後3年間で約25億円の販売を見込んでいます。
会社概要
株式会社システムインテグレータは、埼玉県さいたま市の本社を構える企業で、1995年に設立され、本格的なソフトウェアやクラウドサービスの開発・販売を行っています。AIを活用した製品やサービスも展開しており、クライアントに対するソリューション提供に注力しています。
本件に関するお問い合わせは、株式会社システムインテグレータのObject Browser部までお寄せください。さらに詳しい情報は、公式ウェブサイトを訪れてみてください。