高校生が自ら企画する職業体験会が福岡で実施
福岡県立筑紫中央高等学校定時制課程の生徒が、職業体験会「GJプロジェクト」を開催します。このプロジェクトは、学生たちの主体的な進路選択を支援することを目的としており、地元企業と協力して進められます。2025年2月21日(金)には、定時制課程の全生徒と希望者が参加し、自分の関心を深める貴重な機会となるでしょう。
開催の背景
2025年の卒業生に対する福岡県の高校生求人倍率は3.83倍となり、これは1985年の統計開始以来の最高値です。この背景には、企業の人手不足や高齢化が影響しており、多くの会社が高校生を新規に採用しようとしています。このような厳しい競争環境の中、筑紫中央高校では生徒に早期に業界理解を持たせ、将来の選択肢を広げる取組みを行っています。
職業体験会の概要
職業体験会は、地元の4社と提携して実施されます。アルミやステンレスの比較体験、会計業務体験、CADを使った図面作成、スーパーマーケットの陳列体験など、多様な職種を学べるチャンスです。参加企業は、株式会社三笠、株式会社新和コンサルタント、総合電装株式会社、株式会社トライアルカンパニーの4社です。
当日の流れ
職業体験会は、次の流れで行われます:
- - 18:00 企業への学校紹介
- - 18:15 開会の挨拶
- - 18:25 職業体験(各企業に分かれて25分間のセッション)
- - 20:05 生徒間のグループ活動(感想共有)
- - 20:20 企業へのお礼と閉会の挨拶
GJプロジェクトについて
「GJプロジェクト」は、学生が自ら命名したもので、学校と企業との橋渡しをする役割を果たしています。生徒が主体的にイベントを企画し、実行することで、企業と深く関わり、自身のキャリアについて考えるきっかけを提供します。
参加校と企業の協力
筑紫中央高校は、その歴史が長く、多様な人材を育んできた学校です。定時制課程においても、生徒一人ひとりの希望や興味を大切にし、多様な学びの機会を提供しています。ジンジブという企業が支援に加わり、キャリア教育を進めてもいます。これは、生徒たちが自分自身の進路を考える大きな助けとなるでしょう。
今後の期待
この職業体験会が成功すれば、独自の取り組みを通じて生徒たちが自分に合ったキャリアを模索する足がかりとなることが期待されます。生徒の主体性を引き出すこのプロジェクトに、地域や業界の方々の関心が集まることを願っています。福岡県立筑紫中央高等学校のさらなる提案と成長に期待が寄せられています。