サグリが革新的な水田管理技術を巡る国際特許を出願！

サグリ株式会社が取り組む水田管理の未来

兵庫県丹波市に本社を置くサグリ株式会社は、衛星データとAIを活用し、次世代の水田管理ソリューションに関する国際特許を出願しました。この技術は、農業生産者が直面する様々な環境課題を解決するために開発されたもので、効率的な水資源管理を実現します。

課題への挑戦

近年の農業は、気候変動による水不足やメタンガスの排出の問題に影響を受けています。特に稲作はこれらのリスクにさらされており、従来の方法では対応が難しくなっています。そこでサグリは、複数の先進技術を統合した新しいシステムを考案しました。

提出された特許の概要

今回の特許出願では、衛星データやIoTセンサーから収集したリアルタイムの観測データを基に、水位予測を行う独自の技術がポイントです。広域の状況を把握するデータと、現場からの精密なデータを相互に解析し、予測結果へと反映させることで、高精度な水位の推定を可能にしています。これにより、稲の成長段階に応じた灌漑のタイミングを見極めたり、水資源の需要予測を行ったりすることができます。

成果と未来の展望

サグリは今回の国際特許出願を契機に、これらの技術を事業化し、国内外でも展開を進めていく予定です。農業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めることで、水資源の保全や脱炭素化に貢献し、持続可能な農業の未来を築いていく考えです。

サグリ株式会社の背景

サグリ株式会社は、2018年に設立され、「人類と地球の共存を実現する」というビジョンを掲げています。さまざまなAI関連技術を駆使し、持続可能な農業と地球環境問題に取り組んでいます。これまでにも、農地パトロールアプリ「アクタバ」や作付け調査アプリ「デタバ」、マッチングアプリ「ニナタバ」などのサービスを提供し、農業の課題解決に寄与してきました。