アートアクアリウム美術館が魅せる幻想的な秋の企画展
現在、東京のアートアクアリウム美術館では「金魚泳ぐ幻想秋夜」と題した秋の企画展が開催中です。この展覧会では、無数のランタンが並ぶ幻想的な空間、通称「提灯リウム」が訪れる人々を魅了しています。特に注目すべきは、江戸時代末期の著名な浮世絵師・歌川国芳が描く妖怪たちが、2週間という短期間限定でこのエリアに登場することです。ひと味違った和のハロウィン演出を楽しんでいただけます。
歌川国芳の妖怪画
展覧会の期間中、特設の浮世絵展示エリアでは、国芳の代表的な妖怪画10点が展示されます。国芳の作品を通して、江戸時代から続く金魚鑑賞の文化も感じていただけますが、今回の特別展示では、ユーモアとダイナミズムを感じさせる妖怪の作品が盛りだくさんです。
ユニークな作品例
国芳が描く妖怪たちは、その存在感や迫力が特徴です。中でも「昔ばなしの戯猫又年とへて古寺に怪をなす図」という作品は、江戸時代から明治時代にかけて流行した「猫騒動物」にまつわるもので、猫の怪異を描いた見事な一作です。行灯の油を舐める猫が影絵で映し出される描写は、妖怪が本性を現す瞬間を見事に捕らえています。
また国芳の描く妖怪は、時に可愛らしくも描かれています。「道外化けもの夕涼み」では、妖怪やおばけが登場し、観る人々に笑顔をもたらします。国芳の独創的な発想が反映されたこの作品は、江戸時代の人々にも親しまれたテーマであり、観覧者の心をつかむこと間違いなしです。
美しい秋の風景
秋の企画展では、提灯リウムエリアがさらに美しい秋の空間として彩られています。イチョウや紅葉、彼岸花などの秋の花々と共に、空間全体が秋の鮮やかなライティングに染まります。芸術の秋を感じながら、幻想的な金魚アートもお楽しみいただけます。この機会に、特別なアート体験を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。
展覧会情報
アートアクアリウム美術館 GINZAの入場料は、WEBでの事前予約が2,500円、当日券は2,700円です。場所は東京都中央区銀座4丁目、アクセスも東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」直結という便利な立地です。営業時間は10時から19時、最終入場は18時です。休館日や詳細情報については公式サイトをご確認ください。
【公式サイト】
アートアクアリウム美術館
【SNS】
Instagram、
TikTok、
Facebook、
Twitter
あなたも、このユニークなアート展で秋の魅力を味わってみませんか?