ハーク・ゲーミンググループとGLOEがeスポーツでの覚書を締結

GLOEとHawk Gaming Groupが覚書を締結

GLOE株式会社（本社：東京都新宿区）が、サウジアラビアのゲームおよびeスポーツのリーディングカンパニーであるHawk Gaming Groupと正式に覚書を締結しました。この合意は、両社がサウジアラビアと日本でのeスポーツ及びゲーム業界の発展に相互に貢献することを目指しています。

この業界の背景として、サウジアラビアは最近、国の戦略「Vision 2030」に基づき、ゲームおよびeスポーツ産業の成長を強く支援しています。さらに、国家ゲーム・eスポーツ戦略（NGES）により、この国をゲームの中心地とする計画が進行中です。サウジアラビアでは、2023年のゲーム収入が約72億ドルに達し、人口の67％にあたる2350万人がゲームを楽しんでいることが、急成長を物語っています。

2027年にはリヤドでオリンピックeスポーツ大会が初めて開催される予定で、eスポーツ部門は2030年までに国内総生産（GDP）に133億ドルを寄与する見込みです。この計画には39,000の雇用創出が期待されており、さらに世界初のゲームとeスポーツの専用地区がキディヤ・シティに設立される計画も進行中です。これにより、サウジアラビアは国際的なeスポーツの中での地位を確立することが期待されています。

Hawk Gaming Groupは、サウジアラビアのゲームやeスポーツの分野において、大胆で革新的なソリューションを提供しています。これには、eスポーツインフラや先端技術、AIを活用したゲーム開発、さらには人材育成が含まれます。Hawkは、国際的なパートナーシップを結びつつ、グローバルな知識の共有や業界でのリーダーシップを目指しています。

GLOEは、2015年に設立されて以来、eスポーツに関するイベントや大会の企画・運営を行ってきました。彼らは地方創生や新規事業の立ち上げなどにも関わり、2023年に「We are the GAMING LIFESTYLE Company.」というビジョンに変更しました。また、ゲームが当たり前の生活様式に寄り添った様々なソリューションやサービスの提供に注力しています。

今回の覚書では、両社が日本とサウジアラビアの資源や知的財産、人的資本を活用して、eスポーツ及びゲームの成長に関する共同の取り組みを進めることに合意しました。特に、ゲーム市場における日本の資源が中東でどのように活かせるかを探ることが重要です。

GLOEの代表取締役、古澤明仁氏は「日本には素晴らしいゲームコンテンツがあり、それをサウジアラビア市場に届けるサポートをしていく」と声を高めました。また、Hawk Gaming Groupの会長、トゥルキ・ファイサル氏も「ゲーマーこそが未来の経済を牽引する原動力」と述べ、両社の提携を通じて新たな経済的機会の創出を目指すとしています。

このように、GLOEとHawk Gaming Groupの提携は、サウジアラビアのゲーム業界に新たな風を吹き込むことが期待されています。今後の展開に注目が集まります。

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