鳴門教育大学の取り組み
鳴門教育大学の1年生は、教育や地域社会の課題解決をテーマにした新しいカリキュラムの一環として、2025年7月21日に大塚国際美術館でフィールドワークを行います。この活動は、学生たちに美術館の魅力や課題について深く理解してもらうことを目的としています。
フィールドワークの目的
このフィールドワークは、1年次必修科目「鳴教大生学びの第一歩」の一部で、美術館とその周辺環境について探索する機会を提供します。学生たちは、自己の成長や他者との共生、地域の課題を理解するためのスキルを身につけることが期待されています。実際の場面での体験を通じて、より具体的な知識を得ることができるのです。
事前準備と調査内容
フィールドワーク前には、学生たちは5〜7人のグループに分かれて準備を行います。各グループは、現地に赴く前にテーマを設定し、情報収集や仮説を立て、どのように調査を進めるかを検討します。この段階での準備が、実際のフィールドワークをより効果的なものにするのです。
実施日とプログラム
フィールドワークは、2025年7月21日(祝日)に、13:45から16:45まで大塚国際美術館で行われます。学生たちは自分たちが立てた仮説に基づいて、美術館内を巡り、現地で感じたことや新たに得た知見を整理します。
発表会について
フィールドワークの後、学生たちは7月30日に、鳴門教育大学の総合学生支援棟で発表会を行います。この時には、大塚国際美術館の関係者も招かれ、学生たちが美術館の発展に向けた事業提案を発表します。参加することで、異なる視点やアプローチを学び合う貴重な機会にもなります。
大塚国際美術館の特徴
大塚国際美術館は、徳島県鳴門市に位置する日本最大級の陶板名画美術館です。古代の壁画から、現代の名画まで、多種多様な美術作品が陶板として複製されており、訪問者は日本に居ながらにして世界の美術文化を体験できます。美術館の技術と構想は、それ自体が国際的にも評価されているものです。
学生の声
フィールドワークを通じて、学生たちは美術館への提案を通じた実践的な学びを得ることになります。他のグループとの差別化を図った提案や新しいアイデアが求められる中で、彼らはビジョンを広げるチャンスを与えられています。過去の学生の提案が実際の改良につながった実績もあり、今後もこの取り組みから良い結果が期待されます。
このフィールドワークは、ただの課題解決の活動にとどまらず、学びを深める貴重な機会となるでしょう。参加学生たちが、今回の経験を通してどのように成長し、未来の教育者としての資質を磨いていくのか、目が離せません。