特別展示「京都舞鶴-世界記憶遺産×日本遺産」が丸の内にて初開催
2024年12月23日から26日にかけて、千代田区丸の内のKITTE地下1階にある東京シティアイで特別展示『京都舞鶴-世界記憶遺産×日本遺産 巡回展in丸の内』が開催されます。本展は、戦後79年を迎える中、京都府舞鶴市が持つ二つの遺産、すなわち「ユネスコ世界記憶遺産」と「日本遺産」に焦点を当て、これらの大切な史実を次世代に継承するために企画されました。
開催概要
- - 開催期間: 2024年12月23日(月)〜26日(木)
- - 開催時間: 10:00〜19:00(最終入場は18:30まで)
- - 入場料: 無料
- - 場所: 東京シティアイ パフォーマンスゾーン(東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE地下1階)
この特別展示は、日本海に面し、戦後の歴史を体感できる貴重な機会です。展示される資料は、舞鶴市が有する独自の見どころが満載で、来場者に深い感動をもたらすことでしょう。
目玉展示: 「11年間の家族の絆」
今回の特別展示の中で特に注目すべきは、シベリア抑留を経て舞鶴港に帰還した北田利氏の家族の物語です。彼の妻であるはま子氏が綴った「妻の日誌」全3冊は、1950年から1956年にかけての彼らの絆を語ります。特に、家族が遠く離れている中での想いが綴られており、葉書のやり取りを通じて、強い家族愛や苦悩が感じ取れます。
神秘的な展示物
会場ではその他にも、北田氏がシベリアから帰還するまでの様子や、家族の生活を鮮やかに描出した「俘虜用郵便葉書」や、ラーゲリでの思い出を写した写真などが展示されます。これらの資料は東京初公開であり、訪れる人々に貴重な歴史を伝えます。
日本遺産コーナー
「日本遺産」セクションでは、舞鶴の歴史的な変遷を感じられる「新舞鶴市街地図」や「余部鎮守府附近新市街地平面図」の実物を展示。その中には幹線道路や街名に戦艦名が用いられた歴史的な記録が残っています。
フォトスポットも登場
さらに、来場者が東郷平八郎の人形とともに写真を撮れるフォトスポットも設置され、体験型の展示が楽しめます。
物販コーナーとミュージアムトーク
舞鶴にちなんだ土産品も販売され、海軍カレーや引揚チーズタルトなどが手に入ります。加えて、毎日実施されるミュージアムトークでは、様々なテーマで世界記憶遺産や舞鶴の魅力について語るパネルディスカッションも行われます。
この特別展示は、記憶の大切さと家族の絆を再確認する場となるでしょう。東京圏の皆さま、この貴重な機会をお見逃しなく!