帝国ホテルと杉本雄
2025-03-07 16:33:31

杉本雄が帝国ホテル総料理長に就任、料理界の新たな風を吹き込む

杉本雄が帝国ホテルの総料理長に就任



杉本雄氏が2025年4月1日付で帝国ホテルの総料理長に就任することが決まりました。この人事異動は、東京・上高地・大阪の各事業所で料理長が配置されている中で、杉本氏が帝国ホテル全体の料理や食品の味を統括するという重要な役割を担うことを意味しています。これまでにも、初代の村上信夫氏、二代目の田中健一郎氏がこの職を務めており、杉本氏は3人目の総料理長となります。

杉本雄のキャリアの歩み



杉本氏は、1999年に帝国ホテルで料理人としてのキャリアをスタートさせ、その後2004年には渡仏し、13年間にわたり欧州で経験を積みました。フランスでは、ビストロでの調理だけでなく、ホールでの接客サービスなども学び、多面的なスキルを磨きます。その後、1835年創業の名門ホテル、ル・ムーリスでは、ヤニック・アレノ氏やアラン・デュカス氏のもとでシェフとして活躍し、同ホテルのミシュラン3つ星のメインダイニングで責任者を務めました。

杉本氏の料理に対する姿勢は、単なる美味しさの追求にとどまらず、「おいしく社会を変える」という哲学に基づいています。彼は、サステナビリティとラグジュアリーの両立を目指し、厳選された食材の生産者との交流を通じて社会課題の解決に貢献したいと考えています。

数々の受賞歴



彼は料理界での業績も輝かしく、2012年2月にはプロスペール・モンタニエ料理コンクールで優勝し、日本人として初めての栄冠に輝きました。その後も、ル・テタンジェ・国際料理コンクールのフランス大会で優勝し、インターナショナルの部門でも2位を獲得するなど、実力を証明しています。

理想の料理を追求する姿勢



杉本氏の料理は、味わいの深さだけでなく、見た目の美しさや素材への敬意を大切にしています。そのため、サステナビリティに配慮した調理法や食材の選択が、これからのメニューに組み込まれることでしょう。彼は、帝国ホテルの料理を一層進化させ、新たな顧客体験を提供することを目指しています。

未来への展望



杉本氏の就任によって、帝国ホテルの料理界は新たな時代を迎えます。彼の経験と情熱が、ホテルの伝統に新たな風を吹き込むことは間違いありません。これからの帝国ホテルの料理に注目が集まっています。彼のリーダーシップのもと、料理業界全体がどのように変化していくのか、非常に楽しみです。

杉本雄氏のこれまでの成果と未来への展望は、一般の食通だけでなく、業界内外からも大いに期待されています。彼の手による新しい料理が、どのように私たちの食生活に影響を与えていくのか、今後の動向を見守りたいと思います。


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