大分の物流革命
2025-02-18 14:30:31

地元の物流革命!大分で共同配送とドローン物流の未来を切り開く実証実験

地元の物流革命!大分で共同配送とドローン物流の未来を切り開く実証実験



大分県宇佐市で新たに開始された実証実験は、共同配送とドローン物流の融合を目指して進んでいます。このプロジェクトは、大分県の佐藤樹一郎知事、宇佐市の是永修治市長をはじめとする地域企業とのコラボレーションにより、地域の「お困りごと」を解決すべく取り組まれています。

実証実験の背景と目的


少子高齢化や人口減少、物流2024年問題といった社会課題に直面している日本。特に地元の物流業界では、運送料の高騰やオペレーター不足といった問題が深刻化しています。今回の実証実験では、これらの課題を打破するため、ドローンを使った素早い配送と共に、複数の荷主の商品をまとめて配達する「共同配送」が導入されました。

実証実験は2025年1月20日から3月14日までの約2ヵ月間実施され、日々の運行状況やデータをどのように収集し、運用の最適化を図るかが焦点となっています。この取り組みは、県内外でのドローン配送の実績がある企業が中心となり、地域のニーズに即したサービス提供を目指しています。

どのように行われるのか?


この実証実験では、宇佐市の「家族旅行村 安心院」を拠点に、共同配送とドローンによる配送が行われます。具体的には、ドローン配送を行う当日は、まず荷物を物流事業者から集約し、配送地域ごとに仕分けを行います。その後、荷物をドローンに積み込み、約5.8㎞、13分で目的地に向かいます。このプロセスは地域住民にとって便利で、特に高齢者の方々からは「わざわざ出かけなくても済む」と好評を得ています。

実証実験に参加する企業


本プロジェクトには、株式会社NEXT DELIVERY、株式会社中津急行、株式会社ノーベル、セイノーホールディングス株式会社、株式会社ネオマルス、株式会社電通九州が名を連ねています。それぞれの専門性を活かし、運航の効率化やコスト削減に向けた新たなビジネスモデルを構築していきます。

利用者の声


実際にドローンで荷物を受け取った住民の方は、「ドローンで荷物が届くなんて想像しなかった。便利で助かる」と感想を述べています。特に、運転に不安のある高齢者にとって、この新しい配送方法は嬉しいニュースです。地域の皆さんが気軽に受け取れるかたちとなることで、地域のつながりも一層深まっています。

今後の展望


今後、本実証実験を通じて得られた知見を基に、地域でのドローン物流の運用を一層進めていく予定です。「新スマート物流SkyHub」システムの導入により、効率的な物流網が構築できれば、他の地域への展開も期待できます。今後、地域特性を考慮に入れながら、持続可能な物流体制を確立することで、地域経済の活性化も図られます。

まとめ


大分県宇佐市で進行中のこのプロジェクトは、共同配送とドローン物流を組み合わせた新しい物流モデルの実現を目指しています。地域住民の生活を便利にし、地域経済を支えることが期待されているこの取り組みは、今後の日本の物流のあり方を大きく変える可能性を秘めています。社会が抱える様々な課題に向き合うこの動きから、目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社NEXT DELIVERY
住所
山梨県北都留郡小菅村小菅村4838
電話番号
0428-87-9433

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