2024年9月10日に開催された「ASONE®ベスト ユースケースアワード」では、ホーユー株式会社とシチズン時計株式会社が選ばれました。このアワードは、ASONEを活用して効率的に法令遵守が達成できるようになった企業の取り組みを称えるものです。受賞企業は、過去の課題を乗り越え、社内での情報共有やコンプライアンスチェック体制を整備しました。
ホーユー株式会社の取り組み
ホーユー株式会社は、2014年からASONEを導入し、短期間で法令遵守のための体制を強化してきました。受賞者である法務課係長の宝田俊様は、栄えある賞を受け取ったことに対し感謝の意を表明し、法令改正情報を業務執行部門とクロスチェックする体制の構築を目指すと語りました。
受賞理由
ホーユー社は、ID数の拡大を22倍にし、115人が情報確認できる体制を整えました。また、改正情報メールの発信やチェックシートによって、具体的なコンプライアンスチェックを実施しています。これにより、法令遵守を測るための障壁を取り除き、迅速かつ的確に対応できる環境を整えました。
課題の背景
ID数の限界により、法令情報の共有が難しく、遵守確認が不十分でした。また、法務に関するアンケートも抽象的な内容で、分析にまで至らないことが多く、効果的な進展が期待できませんでした。
シチズン時計株式会社の取り組み
シチズン時計株式会社でも、2018年からASONEを利活用しており、コンプライアンスやガバナンスの向上を図っています。総務部法務室の林裕史様は、6年間にわたる試行錯誤の成果が評価されたことに感謝の意を述べています。
受賞理由
シチズン時計は、法令遵守状況を把握するための体系的な仕組みを構築しました。定期的に各部門とグループ会社へのチェックシートを配信し、現場にわかりやすい表現での情報提供を行っています。これにより、法令遵守の実践が促進され、業務における理解が深まっています。
課題の背景
グループ全体の法令遵守状況を把握するため、2018年にはASONEのワークフローによる調査を導入しました。定期的なチェックシート配信により、各部門・各グループ会社の遵守状況が可視化されています。
取り組み
チェックシートでは回答を選ぶのが難しいという声もあり、独自の回答ルールを設定し適切な選択肢を提示しています。また、質問内容をカスタマイズすることで、回答者が容易に答えられるよう工夫されています。
開催概要
この栄えあるアワードの開催概要は以下の通りです。
- - 名称:ASONE®ベスト ユースケースアワード
- - 日時:2024年9月10日(火)15:00-17:30(14:45開場)
- - 場所:レクシスネクシス・ジャパン株式会社(東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 11階)
受賞企業の取り組みは、法令遵守の重要性が高まる中で、他の企業にも多くの示唆を与えるものです。今後もこのような取り組みが広がっていくことを期待しています。