中小企業の業務効率化をサポートする新機能
株式会社インフュージョンが提供する在庫管理システム「在庫スイートクラウド」に新たな機能が登場します。2025年7月16日から、同システムの「CSVインポートマッピング機能」が導入され、外部システムからのデータインポートが従来の1種類から10種類に拡大されます。この機能は、特に中堅・中小企業や現場主導のデータ連携が求められる営業倉庫にとって、大きなメリットとなります。
新機能の背景
これまで、在庫スイートクラウドでは主に「CSV連携」と「API連携」の2つのデータ連携方式を提供してきました。API連携は、その柔軟性からリアルタイムなデータ接続が可能ですが、別途アプリケーションを開発する必要があり、エンジニアリソースが限られた実務現場では導入への障壁が高いとされていました。それに対して、CSV連携は開発が不要で比較的手軽に導入できるため、こちらのニーズが高まっています。
CSVインポートマッピング機能の概要
今回の拡張により、ユーザーは一度設定を行えば、外部システムが生成したさまざまな形式のCSVファイルをそのままシステムにインポートできるようになります。設定にはExcelの関数や論理式が使用されるため、ITの専門知識がない人でも比較的簡単に利用できる仕様となっています。この機能により、業務の効率化が期待されます。
機能の主な強化点
- - 業務データのカバー範囲が拡大:新たに対応する業務として、入荷予定や実績、出荷実績、棚卸、台帳などが追加され、主要業務はほぼ網羅されることになります。
- - 豊富な関数と演算子の追加:行の抽出や項目の変換が複雑な場合でも、様々な関数を活用することで対応可能になります。これにより、外部システムの形式をそのまま取り込む柔軟性が増し、より多くのユーザーのニーズに応えられるようになります。
導入のメリット
この新機能により、専門的な開発作業が不要となり、企業は初期投資や導入にかかる時間を大幅に削減できます。また、日常業務におけるデータ加工の必要も減少し、煩雑な作業から解放されることでスタッフの負担も軽減されます。特に、複数の荷主から異なるフォーマットでデータを受け取る営業倉庫などにおいては、効率的な運用が可能になるでしょう。
今後の計画
「在庫スイートクラウド」は今後も、中堅・中小企業や営業倉庫など、現場主導の業務運用を支えるシステムとして発展を続けていく計画で、導入拠点数は3,000を目指しています。より多くのユーザーがこのシステムを利用して業務を最適化し、生産性を高めることが期待されます。
会社概要
株式会社インフュージョンは、2001年の設立以来、在庫管理と倉庫管理の改善を目指して「在庫スイートクラウド」を中心にサービスを展開してきました。現在、全国で2,146以上の拠点で活用されています。より詳細な情報は公式ウェブサイトで確認することができます。
公式サイト:
在庫スイートクラウド