フード・エキスポ2015
2015-08-17 09:31:54
香港で開催されたフード・エキスポ2015、日本産食品の魅力を発信
香港での「フード・エキスポ2015」の魅力
2015年に香港で開催された「フード・エキスポ2015」では、日本の多様な農水産物と食品が紹介され、154社が参加しました。出展された製品には、水産物、加工食品、果物、菓子類、日本酒や日本茶などが含まれ、香港での日本食文化の普及を目指す重要なイベントとなりました。日本の食材が世界中で人気を集める中、特に香港は過去8年間連続で日本食材の最大輸出先としての地位を築いています。しかし、現地では日本料理がレストランでしか味わえないというイメージが根強く、家庭での普及が求められています。
オープニングセレモニーでは、林芳正農林水産大臣が登場し、香港の著名なシェフ杉内馨氏の手による「キンキの蒸し魚」を試食しました。従来の焼き魚とは異なり、香港の人々に親しまれている「蒸す」スタイルで仕上げられたこの料理は、地域の味覚にも配慮がされています。さらに、日本酒を身近に感じてもらうために、燗付け師の五嶋慎也氏が2015年IWCでのSAKE部門チャンピオン、会津ほまれを紹介しました。
日系料理教室ABC Cooking Studioとのコラボレーションも行い、ジャパン・パビリオンステージや香港セントラルにあるクッキング教室では、日本郷土料理の調理デモが実施されました。多くの参加者が日本の家庭料理を学び、より深く日本の食文化に触れる機会を得ました。
また、イベントは大人気キャラクターのドラえもんが登場することで話題を呼びました。ドラえもんは3日間のイベントに連続して登場し、家族連れや子どもたちに日本の食文化への関心を促しました。これにより、日本の食材や料理に親しみを示す香港の人々が増え、次世代へのつながりを築いていくことが期待されています。
林大臣は、「フード・エキスポ2015」に出展した後、香港の日本食品マーケティングの拠点、イオン香港コーンヒル店を視察しました。ここでは、現地の消費者に対する日本食の認知度を向上させるための取り組みが進められています。
このように画期的なイベントを通じて、日本の食文化の魅力が香港のみならず、世界中に広まることが期待されています。今後も日本の食材が家庭の食卓に並ぶ機会が増え、より多くの人々に親しまれる日が来ることでしょう。
会社情報
- 会社名
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農林水産省
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- 東京都千代田区霞が関一丁目2番1号
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03-3502-8111