東海エリア初のベビーカーシェアリングサービス「Share Buggy」導入決定の詳細

東海エリア初のベビーカーシェアリングサービス「Share Buggy」

2025年11月20日、東海旅客鉄道（JR東海）と名古屋鉄道（名鉄）、さらにBabydoor株式会社が共同で、東海三県で初となるベビーカーのシェアリングサービス「Share Buggy」を導入することが発表されました。このサービスは、子育て世帯が直面する「ベビーカーの持参による負担」を軽減し、子供連れでの鉄道利用をより快適にすることを目指しています。

Share Buggyの狙いとは？

内閣府のデータによると、育児をしている家庭は移動の負担を多く感じているといいます。特に、公共交通機関を利用する際には、ベビーカーを持参しなければならないことや、それに伴う周囲への配慮が必要です。「Share Buggy」はそんな悩みを解消するために、外出先で必要なときにベビーカーを借りて、利用後は返却するという仕組みを提供します。これにより、親は必要以外の荷物を軽減でき、お出かけをもっと自由に楽しむことができます。

導入予定日と利用情報

導入日: 2025年11月20日

利用可能場所:

- JR東海：中央本線千種駅【24時間利用可能】
- JR東海道本線尾張一宮駅【5：10 ～ 0：30】
- JR岐阜駅【4：30 ～ 0：40】
- 名鉄：犬山線犬山駅【24時間利用可能】

これらの駅の改札外に、ベビーカーを格納する専用ポートが設置されます。利用者は24時間、必要なときに村田を借りることができるため、時間を気にせずに安心して出かけることが可能です。

アプリによる簡単な利用方法

「Share Buggy」は、iOSおよびAndroidに対応した専用アプリを通じて簡単に操作できます。アプリからレンタルポートを開錠し、ベビーカーを借りることができます。また、返却も同様にアプリで行えるため、非常にスムーズな利用が可能です。借りた場所とは異なるポートへの返却もできますが、ポートに空きがある場合に限ります。

利用料金について

利用料金は次の通りです：

- 1時間：220円
- 3時間パック：550円
- 6時間パック：880円
- 自動延長：220円（1時間ごと）

利用開始時に選択したプランに基づき、個々のニーズに応じた利用が可能です。利用者は利用時間を超える場合、自動的に延長されるため、時間管理も簡単です。

新しい利用形態への対応と安全性

サービスを提供するにあたり、Babydoorはベビーカーの衛生管理に力を入れています。定期的な清掃や除菌に加え、専用ポートも抗菌処理されています。また、万が一モノの損傷や汚れが発生した場合には、アプリ上で報告するシステムを整えており、安心して利用できる環境が整っています。

鉄道事業者との協力について

この取り組みは「TRIP（Tokyo Railway Innovation Partnership）」によって支援されています。これは、鉄道事業者が中心となり、社会課題の解決や新しい可能性の拡大を促進するためのプロジェクトです。今後、このサービスがどのように育っていくのか、注目が集まります。

「Share Buggy」を利用すれば、子供と過ごす時間がより身軽に、そして楽しくなることでしょう。これからの家族のお出かけが一層便利になることを期待しています。