クラシテクが医療・介護向けAIエージェント事業を始動し業界を革新

クラシテク、医療・介護業界向けAIエージェント事業を始動

少子高齢化が進行する中、株式会社クラシテクが新たに医療・介護業界向けのAIエージェント「HOUKAN エージェント」を活用したBPO（ビジネスプロセスアウトソーシング）事業を開始すると発表しました。これにより、業務の効率化や現場職員の負担軽減を図り、業界全体のガバナンス向上にも寄与することを目指しています。

背景

クラシテクの代表取締役である一岡亮大氏は、社会福祉法人翔陽会が運営する特別養護老人ホームにおいて、訪問看護や介護ステーションの事務処理を対象にAIエージェントの導入を進めてきました。その結果、AIエージェントによる事務の自動化が可能であり、小規模な施設でも高利益体質に転換できることが明らかになりました。また、AIを用いることで不正請求リスクの自動検出やガバナンスチェックも行えるため、業界全体の健全な発展に資することに決意しました。

AIエージェントの特徴

新たに展開される「HOUKAN エージェント」は、以下のような特徴を備えています。

- 計画書及び報告書の自動作成: それぞれの書類作成過程を自動化し、記入の手間を省きます。
- 実施記録の自動化: 各サービスの実施記録を迅速に作成します。
- レセプト業務の自動化: 保険請求業務をスムーズに行うための機能を提供します。
- 不正請求リスクの検出: 潜在的な不正請求をAIが検出し、リスク管理をサポートします。
- 経理処理の自動化: 関連する経理業務も自動処理し、全体の効率化を図ります。

今後の展望

この「HOUKAN エージェント」は、今秋を目処に主に訪問看護ステーションを対象にリリースされる予定です。現在進行中の「ホウカンBPOサービス」の展開をさらに加速させ、2023年度内に他の医療・介護分野へのAIエージェント実装も進めるとしています。また、全ての業務を自動化したロールアップ事業も計画されており、高齢化社会に適した運営体制を整えることで、現場職員のさらなる活躍の場を提供しようとしています。