エコチルシンポジウム
2025-03-19 20:51:18

「第14回エコチル調査シンポジウム」初開催!未来の子どもたちの健康を考えるイベント

第14回エコチル調査シンポジウムが大阪で開催


2025年3月2日、関西初の「第14回エコチル調査シンポジウム」がなんばスカイオコンベンションホールで行われました。これまで東京やオンラインでの開催が中心だったこのシンポジウムが、関西での初開催となることで、多くの参加者が集まりました。

1部:作って学ぶ!分析体験


シンポジウムは2部構成で行われ、第1部では「作ろう!測ろう!」というテーマのワークショップが実施されました。参加者は、エコチル調査に関連した分析装置「分光器」をペーパークラフトで制作し、光の見え方の違いを楽しむことができました。お笑いコンビ・バンビーノや元プロ野球選手の星野伸之さんも参加し、場を盛り上げました。親子連れが多い中、子どもたちが楽しみながら科学の奥深さを学んでいる姿が印象的でした。完成した分光器は持ち帰り用として、記念品となりました。

2部:討論と質問


第2部では、「聞こう!語ろう!」をテーマにトークショーが展開されました。司会を務めるヤナギブソンさんとバンビーノを交え、エコチル調査の研究者が参加し、さまざまな健康や環境に関する情報を発信しました。参加者による質問コーナーでは、思わぬ切り返しや鋭い質問も飛び交い、エコチル調査に対する理解を深める機会となりました。クイズ形式の参加型コーナーでは、幅広い年齢層の参加者が熱心に挑戦していました。

体験型展示と学びの場


シンポジウム開催中は、さまざまな体験型展示も設けられ、自由に楽しむことができました。「AGEsセンサー」による健康測定や、「質量分析計」を利用した食品や日用品の分析体験が大人気で、参加者は自身の健康状態や日常生活の化学物質への理解を深めていました。イベント後のアンケートでは、「自分の健康について新たに気づいた」といった感想も寄せられ、参加者にとって有意義な時間となったようです。

また、全国のエコチル調査ユニットセンターの取り組みを紹介するポスター展示もあり、子どもたちが真剣にポスターを見つめ、クイズラリーのヒントを探す姿が見受けられました。加えて、「ケミカルパズル」や「ケミカルすごろく」といった楽しいゲームも用意され、多くの参加者が科学を楽しむことができました。

まとめ


初めてエコチル調査シンポジウムに参加した方々からも好評を得て、「エコチル調査を楽しく知ることができた」との声が多く聞かれました。子どもたちの健康や成長に影響を及ぼす環境因子を解明し、より良い子育て環境を目指して今後も取り組みを続けていきます。

開催概要


  • - 日時: 2025年3月2日(日)13:30-16:15
  • - 場所: なんばスカイオ7階 コンベンションホール
  • - 主催: 環境省、国立研究開発法人国立環境研究所
  • - 後援: 国立研究開発法人国立成育医療研究センター
  • - 協力: エコチル調査大阪ユニットセンター、エコチル調査兵庫ユニットセンター、エコチル調査京都ユニットセンター

エコチル調査について


エコチル調査は、2010年度に環境省が開始した大規模なプロジェクトで、環境中の化学物質が子どもたちの健康に与える影響を明らかにすることを目的としています。未来の子どもたちが安心して過ごせる環境を作るために、今後も継続して実施されます。


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会社情報

会社名
エコチル調査シンポジウム事務局(TOPPAN株式会社内)
住所
文京区水道1-3-3
電話番号

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