英語学習の新潮流『見るだけでわかる‼ 英語ピクト図鑑』の成功と背景

英語学習の新潮流が誕生

2025年3月17日、英語学習の新たなバイブルとして注目を集める本が登場しました。その名も『見るだけでわかる‼ 英語ピクト図鑑』（著：マーク・村木幸司）。発売からわずか2ヶ月半で10万部を突破するという驚異的な販売数を記録し、多くのメディアで取り上げられたこの本には、一体どんな魅力があるのでしょうか。

新感覚の英語学習本

本書は、英単語やフレーズをピクトグラムという視覚的な情報を使って解説しています。従来の英語教材とは一線を画したアプローチで、著者の村木氏は「学生時代に英語が苦手だったからこそ、今の学習法を思いついた」と語ります。

特に、時制の違いをピクトグラムで解説した部分は、実業家のひろゆき氏からも「これ、英語の教科書に載せるべきだ」と絶賛されるほどの反響を呼びました。イラストを活用した英語学習本はすでに多く存在しますが、1冊全体がピクトグラムで構成されているのは珍しく、そのスタイルが多くの読者に支持されています。

また、ピクトグラムは一般的なイラストに比べて情報が集約されており、小学生でも直感的に理解できるという点が、特にこの本の大きな特徴です。

読者からの熱い反響

本書のターゲット層は、40～50代の男性1：女性2という比率で、多くのユーザーがSNSやAmazonレビューで感想を寄せています。とても読みやすいと感じた人や、英語を子どもと一緒に学べることが嬉しいという意見が多く見られます。「学生時代にこの本に出会えていれば、英語が好きになっていたかも」との声も、大人層からは多数寄せられています。これらの感想は、書店員の間でも話題になり、特に「シュールだけどクセになる面白さ」が評価されています。

著者の背景

著者の村木氏は、もともと英語が大の苦手で、TOEICのスコアはわずか280点でした。それが中学英語から再学習を始めることで、TOEIC940点を取得するという驚くべき成績を収めます。彼の経験が、このピクトグラムを用いた英語教材の開発に大きく影響を与えているのです。現在、彼はオンラインで英語コーチをしながら、多くのフォロワーを持つインフルエンサーとしても活躍しています。

メディアでの紹介

発行から3ヶ月が経過する中で、本書はテレビやWEBメディアで続々と取り上げられています。TBS系列の「THE TIME,」や「Nスタ」でも特集が組まれ、多くの人々にその存在が知られることになりました。また、発売直後にはプレジデント・オンラインにて取り上げられたことがきっかけで、Amazonランキングでも1位を獲得し、注目を浴びることになったのです。

英語本ブームの到来

近年、英語学習に対する関心が高まっており、英語本のヒットが目立つようになっています。例えば、2019年には392万人だった英検受験者数が2023年には450万人に増加しています。この背景には、リスキリングやインバウンド需要の増加が影響していると言われています。これに伴い、ネット書店やリアル書店では“英語学習本ブーム”とも呼ばれる活況が続いています。