トランクルームサービスサイトがアクセシビリティギャラリーに掲載
概要
株式会社ストレージ王が展開するトランクルームサービスサイトが、株式会社トルクの管理するアクセシビリティギャラリーサイト「AAA11Y」に2024年11月27日に掲載されることが決定しました。この掲載は、ストレージ王が行ったウェブサイトのリニューアルとそのアクセシビリティ向上への取り組みが評価された結果です。
背景
近年、インターネットは多くの人々にとって欠かせない情報源となっています。デバイスの多様化に伴い、全ての人々が快適にウェブサイトを利用できることが重要視されています。しかし、アクセシビリティの配慮が不足しているウェブサイトでは、一部の利用者が情報を取得することに困難を感じたり、サービスを利用できなかったりする場合があります。これらの問題を受けて、ストレージ王はトランクルームサービスサイトをリニューアルし、全てのユーザーが使いやすい環境を提供しようとしました。
リニューアルの取り組み
ストレージ王は、2024年11月19日にサービスサイトを刷新しました。特に力を入れたのは、キーボード操作と読み上げ順序の最適化です。これにより、ユーザーが直感的かつ効率よく操作できるように設計されています。協力会社である株式会社ノベルティとともに緻密な打ち合わせを重ねた結果、アクセシビリティの向上を果たしました。
実装のポイント
リニューアルにおいては、WCAG(ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン)2.1に準拠した設計が行われています。以下にその主要な取り組みを紹介します。
1.
非テキストコンテンツの代替テキスト
- 画像には代替テキストを付与し、視覚に頼らずに内容が理解できるよう工夫されています。これによって、スクリーンリーダーを利用するユーザーも安心して情報を得られます。
2.
関係性の明確化
- フォーム要素には適切なラベル付けが施され、WAI-ARIAを使用した構造が導入されています。
3.
キーボード操作の配慮
- 特定のデバイスに依存せず、誰でも操作できるようキーボード・マウス・タッチの全てのインターフェースでの操作を促進しています。
4.
フォーカスの可視化
- キーボードを用いる操作時に、フォーカスインジケーターが明示されるようになっています。
5.
エラーメッセージの位置づけ
- エラーメッセージも読み上げの際に意識され、分かりやすさが向上しました。
担当者である経営企画室課長・坂上正洋氏は、「お客様がもっと便利に利用できることが重要で、さまざまなデバイスでの情報入手も容易にすることを目指しました。」と述べています。
株式会社ストレージ王の概要
ストレージ王は、「顧客資産の持続的な価値向上を通じて、人々の暮らしや社会の未来を共創する」という理念のもと、トランクルームの企画、開発、運営を行っています。現在、東京や岡山を中心に183店舗、約10,500室を運営中で、日本でのトランクルームの普及を促進するべく尽力しています。利用者からは、部屋がすっきり片付く、荷物の整理ができるなどの声が寄せられ、トランクルームサービスの重要性が高まっています。
アクセシビリティギャラリーサイト「AAA11Y」
アクセシビリティギャラリーは、アクセシビリティに配慮したウェブサイトを紹介するプラットフォームとして、多くの企業や団体に取り組みを広めています。ストレージ王の取り組みが同サイトに掲載されたことは、今後のさらなる発展への大きな一歩となるでしょう。