ジャイアントパンダ30周年を祝うフォトブック
和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドは、ジャイアントパンダの日中共同繁殖研究が始まってから30年を迎えることを記念し、フォトブック「いのちの側へ。いのちの側で。」を発刊します。このフォトブックは、丸30年の歴史を振り返るもので、2024年12月1日からアドベンチャーワールドのギフトショップ及びオンラインショップで販売されます。
フォトブックの概要
今回のフォトブックは、A4サイズで118ページの内容になっており、価格は税込4,400円です。特に注目すべきは、ジャイアントパンダの歴史的な瞬間や日中共同繁殖研究の成果を写真で振り返るセクションです。また、表紙には動物画家・琴塚吉太朗さんの美しい「良浜」の絵が使用されています。
さらに、歴代の飼育スタッフと現役スタッフによる座談会や飼育日報の公開、スタッフならではのパンダのユニークなエピソードなどがしっかり盛り込まれており、パンダファンにはたまらない内容が満載です。特典として、フォトブック購入時にポストカードが付くという嬉しいサービスもあります。
日中共同繁殖研究の歩み
アドベンチャーワールドでのジャイアントパンダの物語は1994年9月6日に始まりました。その日、ジャイアントパンダの「永明」と「蓉浜」が初めて来園し、日中共同繁殖研究がスタートしました。当初、スタッフはパンダに対する大きな期待と同時に不安を抱いていましたが、30年の歳月を経て、17頭のパンダが育成され、その13頭が中国に旅立っています。新たなパートナーと出会い、20頭以上の子孫が誕生したという成果は、関係者にとって大きな喜びです。
30周年記念のイベント
2024年9月6日から2025年2月28日までの間、「HAPPY PANDA 30th」というタイトルで、記念のイベントも開催されます。この期間中には、過去の取り組みやパンダの魅力を再確認する機会が提供される予定です。さらに、ジャイアントパンダの未来に向けた企画も進められ、訪れる人々に新たな知見や理解を促します。
SDGsへの取り組み
アドベンチャーワールドは「こころにスマイル、未来創造パーク」という理念のもとで、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた様々な取り組みを行っています。すべての生命が幸せを感じられる未来のため、環境を守る活動を続けています。人々と動物たちが共存するための努力は、パンダの命を未来へつなぐ重要な役割を果たすのです。
このフォトブックと共に、ジャイアントパンダの魅力とその背後にある努力を知り、さらなるサポートをお待ちしております。私たち1人ひとりが力を合わせることで、未来に繋がる道を築いていきましょう。