ひまわりの種がつなぐ
2025-02-25 18:04:07
山口県から届いたひまわりの種が戸田市で子どもたちを繋ぐ
山口県から届いたひまわりの種が戸田市で子どもたちを繋ぐ
2024年10月、山口市立島地小学校からひまわりの種が空の彼方を飛び越えて、埼玉県戸田市の公立保育園、新曽保育園に到着しました。この取り組みは人権教育の一環として実施され、750kmもの距離を越えての交流が始まります。
ひまわりの種を飛ばした理由
ひまわりは「人権の花」として知られており、命の大切さや人権意識の浸透を目指す象徴となっています。島地小学校の生徒たちは、自分たちが育てたひまわりの種を風船に結び付け、空へ放ちました。この風船には、彼らの思いとともに飛ぶひまわりの種が込められていました。
風船が戸田市に届く
2024年10月31日、風船は空高く舞い上がり、翌日には戸田市の新曽保育園の園庭に落ちているのが発見されます。保育士たちは風船を見つけ、何が書かれているのかと興味を持ちました。この風船が、子どもたちの心にどのような影響を与えるのか、期待が高まります。
交流の始まり
風船に添えられていたメッセージから、島地小学校との交流がスタートしました。2024年11月6日には、新曽保育園から島地小学校に報告の電話が入ります。続けて年長児はお礼の手紙を書いて送り、その後、島地小学校からもお返しの手紙が届きます。
これを機に子どもたちの交流活動が本格化していきます。12月には新曽保育園でのお楽しみ会で、年長児による創作劇「じんけんのはな」が披露され、さらなる絆が生まれました。
文部科学大臣表彰
この活動が評価され、「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進」に関する文部科学大臣表彰で優秀賞を受賞しました。このような栄誉にあずかることができた背景には、子どもたちの積極的な参加と交流があったからこそです。
校長先生の訪問
2025年2月27日には、島地小学校の校長が新曽保育園を訪問する予定で、それに先立って保育園の子どもたちのもとにも多くの手紙やひまわりの種が届きます。この訪問を通じて、さらに深い交流が期待されています。
地域を越えた子どもたちの交流は、新たな絆を生み出し、未来への希望を育てていくことでしょう。今回の活動が他の地域の子どもたちへの良い影響を与えることを願います。
会社情報
- 会社名
-
埼玉県戸田市
- 住所
- 埼玉県戸田市上戸田1-18-1
- 電話番号
-
048-441-1800