千人茶会の成功
2025-05-08 11:45:15

学生たちの手による伝統的な茶会「千人茶会」が盛況に開催される

日本女子大学が「千人茶会」を盛況に実施



2025年4月19日、東京都の文京区に位置する日本女子大学で、創立記念式典とホームカミングデーにあたる「千人茶会」が開催されました。このイベントは、同大学の食科学部の新設を祝うために行われ、多くの方々が茶の湯の魅力を楽しめる場となりました。

「千人茶会」は、かつて豊臣秀吉が北野天満宮で行った伝説的な茶会「北野大茶湯」を模しており、学生たちが気軽に来場者に茶を振る舞うことが目的です。当日は約300名の来場者が集まり、手作りのオリジナル抹茶や特別に考案された茶菓子を楽しみました。

学生たちがブレンドした特製抹茶



提供された抹茶「新錦楓(しんきんぷう)」は、京都の茶道芳心会や宇治の株式会社丸久小山園との協力を得て、学生たちが試飲しブレンドしたものです。この名称には、大学の特色を表す「楓」のモチーフが含まれ、食品科学の学部設立によって新しい風を吹かせたいという学生の思いが込められています。

高品質な茶菓子も登場



茶菓子「祝華(しゅくか)」も学生たちのアイデアから生まれました。株式会社虎屋によって製造され、花をイメージしたデザインが特徴です。新学部の設立を祝う華やかさを表すために、白、青、ピンクのカラーが美しく組み合わされ、味わい深い一品に仕上げられました。

茶室アイデアコンペティション



今回は、食科学部だけでなく、建築デザイン学部が実施した「千人茶会 茶室アイデアコンペティション」から実際に選ばれた4つの作品も展示されました。その中では「invert」や「庵燈」など、独自のデザインコンセプトを持つ茶室があり、実際に呈茶も行われました。これらの茶室は、現代的な要素や古典的な美しさを兼ね備えたもので、来場者に新たな体験を提供しました。

  • - 「invert」は、緊張感と安らぎを同時に感じられるスペースを作り出し、アルミ製の素材を使った新感覚の茶室です。
  • - 「庵燈」は光の演出を重視したデザインで、まるで大きな古典的な茶道具のような美しさを実現しています。

教育と伝統文化の融合



日本女子大学の篠原聡子学長は、「千人茶会」の成功を喜び、「食科学部の学生たちが本日のために頑張ってブレンドした抹茶やデザインした茶菓子で、皆さんにお祝いの場を提供できたことは大変嬉しい」とコメントしました。このイベントを通じて、学生たちの学びがどのように実践に結びつくのかを感じてもらえたことが、何よりの成果だとしています。

今後も日本女子大学では、多様な学びの場を提供し、学生たちが自らの行動を通じて新たな価値を創造する人材へと成長できる環境を整えていきます。

社会貢献を視野に



現在、日本女子大学は創立から120年以上が経過し、女子高等教育の先駆者としての役割を果たし続けています。今後も各学部の新設を通じて、より一層革新的な学びの場を設けることが期待されています。学生たちの創意工夫が結集した「千人茶会」は、その一例として、多くの人々の記憶に残るイベントとなりました。今後の成長が楽しみです。


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会社情報

会社名
学校法人 日本女子大学
住所
東京都文京区目白台2-8-1
電話番号
03-3943-3131

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