函館市とワークラボによる働き方可視化実験
函館市がワークラボ函館の「WORKS.REPORT(働き方レポート)」を用いた実証実験に参加することになりました。この取り組みは、働く空間から生まれるデータを活用し、働き方を変革することを目的としています。これまでにも、ワークラボ函館は働き方に関する様々な実証実験を進めており、函館市との連携協定に基づき、さらにその研究を深化させています。
函館市の経済部工業振興課が協力することで、今回の実験でもPCログの取得を通じ、リアルな働き方のデータを可視化することを目指します。具体的には、ノートパソコンやデスクトップから収集するアプリケーションの使用状況や、訪問したウェブサイトの情報などを分析し、使われるデータを元に「働き方」の「気づき」を明らかにすることになります。
WORKS.REPORT(働き方レポート)とは
「WORKS.REPORT」は、NRMが提供するPCログの可視化サービスです。このサービスを用いることで、企業は働く人々の活動を一元的に把握することが可能になります。具体的には、従業員が使用しているアプリケーションや、訪問したウェブサイト、さらに使用したファイル名などの情報を総合的に分析し、効率的かつ健全な働き方に挑戦します。これにより、データから導き出された「気づき」は、日報情報と組み合わせて活用され、従業員の働き方の質を向上させることを目指します。
セキュリティとプライバシー
今回の実証実験では、参加者のプライバシーに配慮して、業務内容を推測可能なログは全て削除されます。集められるデータは、アプリの利用傾向やPC作業時間など、安全性が確保された情報のみが使用されるため、安心して実験に参加することができます。
地域への影響
この実証実験は、函館市民へIT技術の普及を図るためのセミナーやイベントを通じて、地域全体に働き方改革の重要性を広める役割も担っています。特に地方自治体におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進は、今後の地域経済を支える大きな柱となるでしょう。
函館市とワークラボ函館の取り組みにより、地域の働き方がどのように変わるのか、非常に期待が高まります。働くことに関わる人々の幸福度向上を目的としたこの実験は、地域社会全体にポジティブなインパクトをもたらすことができるのではないでしょうか。今後も、この実証実験が進展することに注目が集まります。
詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください:
WORKS.REPORT