高崎商科大学、10年連続の快挙
群馬県高崎市に位置する高崎商科大学が、令和6年度の公認会計士試験(論文式)で5名の現役学生を合格させ、これで10年連続して現役合格者を輩出するという快挙を達成しました。この実績は、北関東・甲信越地域の大学の中では唯一のものであり、同大学の独自の教育システムが大きく貢献していると言われています。
合格者の内訳は、商学部会計学科の4年生が4名、2年生が1名という結果で、8名が受験したことから、合格率は62.5%。これは全国平均の36.8%を大きく上回る数字であり、高崎商科大学がいかに優れた教育を提供しているかを如実に示しています。過去10年間では、累計37名の現役合格者を輩出しています。
経験豊富な教員による実務家教育
高崎商科大学は、実務家教育を重要視し、現役の公認会計士を教員として迎え入れています。また、正課の授業だけでなく、経理研究所という専門機関を通じて、各種資格取得に向けた多様なプログラムも提供しています。こうした取り組みにより、学生は自分の能力を最大限に引き出し、実務に即したスキルを身につけることができます。
公認会計士として求められる能力は、時代とともに変化しています。特に最近では、経営コンサルタントとしての対人能力や問題解決力が重視されています。高崎商科大学では、今後の会計人に必要な幅広い知識やスキルを育むために、最新の教育メソッドを取り入れています。
受験生の声
受験生からは感謝の声が寄せられています。4年生の中里大輝音さんは、「周囲の支えがあって合格できた。高崎商科大学での学びを通じて、会計に対する理解が深まった」と言い、また加藤花さんも「共に学び合った仲間との経験が大いに役立った」と語りました。
2年生の山岡祥大さんは、大学の支援を通じて会計士を目指す決心を固め、「将来は地元で会計の魅力を伝えていきたい」との想いを表明しています。このように、各キャンパスでは学生個々の成長も見て取れます。
地域社会への貢献
高崎商科大学は、会計人材の育成を通じて地域社会の発展にも寄与することを目指しています。地元企業の支援を行い、自らも成長できるプロフェッショナルを育成するという理念を掲げています。これにより、会計分野における専門知識を有する人材を求める地域のニーズにも応えています。
今後も高崎商科大学は、実践的な教育を通じて、次世代の会計士を育成し、地域社会に貢献する役割を果たしていくことでしょう。皆さんもぜひ、高崎商科大学で新しい知識と経験に触れてみてはいかがでしょうか。