コニカミノルタのAI導入
2025-05-27 15:18:57

コニカミノルタ、AIテスト自動化でSaaS開発の内製化を加速させる

コニカミノルタ、AIテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」の導入



コニカミノルタ株式会社が、AIを活用したテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」を導入しました。この取り組みは、同社が掲げる「新しい価値の創造」を実現するための重要な一手です。コニカミノルタは、創業150年の歴史を持ち、デジタルワークプレイス事業や画像ソリューション事業を中心に、新規事業やDX推進を進めています。

COCOMITEの展開と課題



コニカミノルタは、オンラインマニュアルサービス「COCOMITE」の開発を行い、従来のウォーターフォール型からアジャイルスクラム体制へと移行しました。これにより、SaaSビジネスに対応すべく内製化を進めましたが、リリースサイクルの短縮に伴い、リグレッションテストの工数が増加し、迅速な価値提供と品質基準の維持が課題となっていました。

大幅な工数削減と自動化



MagicPodの導入により、リグレッションテスト全体の約62%を自動化することができ、テスト工数は約45%の削減が実現しました。また、CI(継続的インテグレーション)との連携が可能となり、問題の早期発見と修正も行いやすくなりました。これにより、COCOMITEは年間99.99%という高水準の稼働率を維持し、品質の安定性が増しています。さらに、テスト担当者や開発チーム全体の心理的安全性にも寄与しています。

開発チームの反応



コニカミノルタの開発責任者である山中智雄氏は、「MagicPod導入後、品質が向上し高い稼働率を維持できています。自動化によって安定した品質を確保できており、投資対効果も実感しています」と述べています。彼は、外部のベンダーに依存するのではなく、自社の技術力を活用する内製化を進める判断が重要だと語っています。

ココミテのカスタマーサクセスマネージャー内藤靖文氏も、「MagicPodは投資対効果に加え、テスト担当者の精神的負担を軽減し、より前向きに開発に取り組む環境を作ってくれています」と話します。

テストリーダーの木村弘氏は、「MagicPodの使いやすさが魅力で、専門的な知識がなくてもノーコードでテストを作成できるのが大きなメリットです」と述べており、今や毎朝テスト結果を確認するのが日課となったといいます。

自社開発の強み



サービス品質保証担当の菅原優聖氏は、「MagicPodは直感的に使えるため、ほとんどのテスト要件を満たしています。非常に心強いツールだと感じています」と、その実力を称賛しています。このようなコメントからも、自社開発の文化が根付く中で、MagicPodがどのように大きな支えとなっているのかが伺えます。

まとめ



AIテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」の導入によって、コニカミノルタはSaaS開発の内製化を促進し、品質担保や開発効率の向上を実現しました。今後も、このような先進的な取り組みを通じて、同社はさらなる成長を続けていくことでしょう。

詳細なインタビュー情報はこちらからご覧いただけます


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会社情報

会社名
株式会社MagicPod
住所
東京都中央区日本橋箱崎町1-2The Shore日本橋茅場町 4階
電話番号
050-7122-0338

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