自動車整備士の未来
2021-12-03 16:06:22

自動車整備士の未来を拓く!メカニックカレッジの新たな取り組み

近年、自動車業界は急速に変化しており、その影響を大きく受けている職業の一つが自動車整備士です。特に、人材不足や高年齢化が深刻な問題として浮上しており、今後の業界の存続が危ぶまれています。このような背景の中で、特定非営利活動法人メカニックカレッジが設立され、業界の未来を担う若い人材の育成が進められています。

自動車整備士の現状


自動車整備士は、車両のメンテナンスと修理を行う専門職であり、社会のインフラを支える重要な存在ですが、最近ではその数が減少傾向にあります。一般社団法人日本自動車整備振興会の調査によると、日本の自動車整備士は平成29年度以降、40万人を下回るまでになりました。自動車保有台数は82,493,274台にも達する中で、一人あたりが多くの車両を整備する必要があり、自動車整備士が激務になる一因ともなっています。

また、自動車整備士の平均年齢が上昇していることも大きな問題です。平成29年度以降、平均年齢は45歳を超え、若年層の新規取得者数が減少しています。これは、専門学校に通う際の高額な学費(平均で214万円)や長期間の勉強がネックとなっているためです。

メカニックカレッジの急務


メカニックカレッジは、このような自動車整備士業界の現状に危機感を抱き、若年層向けに新たな自動車整備士育成プログラムを提供するべく設立されました。当校では、3カ月間の無償カリキュラムを通じて、実践の場で役立つ知識と技術を効率的に指導しています。学費が無料であるため、多くの若者が気軽に参加できる環境が整っています。

特に、このカリキュラムはオリジナルの内容で構成されており、座学だけでなく実技を重視したカリキュラムで、学んだ内容を即座に実践に活かせることを目的としています。

就職サポートも完備


また、カリキュラム修了後には、提携企業である株式会社ダイバージェンスの支援を受けて、就職活動のサポートも行っています。専任のキャリアアドバイザーが在籍し、個別の相談に応じて、受講生の進路を後押しします。

経験豊富な講師陣


メカニックカレッジでは、経験豊富な講師陣が揃っており、質の高い教育を提供しています。元帝京大学理工学部の教員である小林敏明氏、そして自動車整備士歴20年以上の井上機智氏が指導を担当し、未経験者でも安心して学べる環境を整えています。

最後に


自動車整備士という職業は、若年層が参入しづらい環境になっていますが、メカニックカレッジの取り組みが若者に対する新たな道を拓くことを期待しています。自動車整備士の将来を守るため、これからもますます多くの若者がこの職業に関心を持ち、挑戦してくれることを願っています。今後の未来に向けて、一歩踏み出す勇気を持ちましょう!

会社情報

会社名
特定非営利活動法人 メカニックカレッジ
住所
東京都台東区上野6-1-11平岡ビル405
電話番号
03-5807-5830

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。