アートと食事が融合する「おそとでごはんプロジェクト」の魅力

これから始まる「おそとでごはんプロジェクト」

富山県美術館に併設されたレストラン「BiBiBi & JURULi -ビビビとジュルリ-」は、2025年4月10日から新たに子育て世代を応援する意味を込めたプロジェクト「おそとでごはんプロジェクト」を始動します。このプロジェクトでは、赤ちゃんの初めての食事となる離乳食を無料で提供する取り組みが行われます。

本プロジェクトは、無農薬・無肥料で育てられた富山県の新鮮な食材を使用し、赤ちゃんにやさしい安全なメニューを開発することに重点を置いています。また、ママ向けメディア「ママスキー」の協力のもと、親たちの意見を反映させたオリジナル離乳食が誕生しました。この新しい試みを通じて、子育て世代が外出しやすい環境を整えるとともに、地域全体で育児をサポートする文化の確立を目指しています。

育児中の家庭の悩みを受け止めて

最近の家庭では、「赤ちゃんを連れて外食が難しい」「離乳食を準備するのが大変」といった声が多く聞かれます。特に初めての育児を経験するご両親にとって、赤ちゃんとの外出は大きなストレスです。そこで、BiBiBi＆JURULiは、親子で気軽に外食を楽しめる場所を提供したいという思いから、このプロジェクトを立ち上げました。

プロジェクトの進行には、地域の農家や行政、企業との協力が不可欠です。地域全体で子育てを支える土壌を築くことで、もっと多くの親たちが安心して外出できる社会を実現するための基盤作りを目標です。

赤ちゃんの身体にやさしいメニュー

提供される離乳食には、富山県で農薬や肥料を使わずに育てられたお米が使用されています。栄養価を保ちながら、安全性に配慮したメニューが展開され、家庭の声をもとに栄養士が考案しています。さらに、赤ちゃんが自分で食事を楽しむ力を培うため、特別に設計されたスプーンやフォークも導入されています。

例として、前期には「とうもろこしの10倍がゆ」、後期には「5倍がゆと鶏そぼろと人参あんかけ」などが用意され、季節ごとに内容は変更されることもあります。これにより、赤ちゃんが楽しむ食事体験が提供されます。

4周年に向けた新たな展開

BiBiBi＆JURULiは2021年の開業以来、親子で楽しめるイベントや体験を提供してきましたが、2025年の4周年を祝い、新たな挑戦を行います。「おそとでごはんプロジェクト」により、より多くの笑顔を生むため、地元の農家や企業と連携し、さらに充実したサービスを展開していきます。

過去には、ビビビとジュルリのオリジナルキャラクターを用いた塗り絵や交流イベントなどを開催し、地域の皆さんと共に楽しい思い出を作る機会を提供してきました。

今後も「アートとイート」の特性を生かしながら、新たな文化的体験を提供しつつ、赤ちゃん連れも安心して楽しめる飲食環境を整えていく所存です。