SDGsと消費動向
2022-04-13 11:00:28

SDGs意識が高まる中、アメリカン・エキスプレスの調査が示す時代の消費動向

SDGs意識が高まる中、アメリカン・エキスプレスの調査が示す時代の消費動向



アメリカン・エキスプレスは、全世界におけるSDGs消費に対する意識調査を実施し、持続可能な製品の購入についての傾向を明らかにしました。調査には、世界7か国の18歳以上の7,996人が参加し、興味深い結果が得られました。

調査結果の概要


調査によると、回答者の46%が「持続可能な製品を頻繁に購入している」と答え、その中でも特に40歳以下のZ世代及びミレニアル世代は52%に達しました。この結果は、持続可能な選択を意識する世代間の違いを示しています。

「なぜ持続可能な製品を購入するのか?」という質問に対しては、45%が「次世代のため、より良い地球環境を築きたいから」と回答し、41%が「地球環境への負荷を減らしたいから」と続きました。一方で「自分の健康ため」との回答は22%に留まり、社会全体を見据えた消費が根づいていることがわかります。

変化する意識


調査からは、過去1年間でリサイクルや再生可能エネルギーへの関心が高まっていることがうかがえます。実際に、約60%の人々が日常の選択が環境問題に影響を与えると考え、二酸化炭素削減に行動しているとの結果も得られました。

コロナウイルスの影響を受けた後、消費者は持続可能な選択を一層意識するようになり、76%が気候変動に対する取り組みの緊急性を感じ、84%は二酸化炭素排出の理解を深めたいと回答しました。しかしながら、65%はどのような具体的行動を取るべきか分からないというジレンマも抱えていることが分かりました。

アメリカン・エキスプレスの取り組み


アメリカン・エキスプレスは2018年よりカーボンニュートラル企業としての取り組みを続けており、2035年までに全事業における炭素排出量をゼロにすることを目指しています。この間、同社はサプライヤーと連携しながら温室効果ガスの排出量を追跡・削減するなど、具体的な活動を展開しています。

コミュニティへの貢献


さらに、アメリカン・エキスプレスは2021年から2025年にかけて、気候変動に関連するプロジェクトに1,000万ドル以上を寄付する計画をしています。社員参加のプログラムや地域支援の取り組みも拡大し、共に持続可能な未来を築くための活動を進めています。

日本の消費者の傾向


日本における調査結果は他国と比較するとユニークで、持続可能な製品への意識は相対的に低いという状況が浮かび上がりました。例えば、日本では「持続可能な製品を購入する理由」を問われた際、他国では良好な環境を未来に残すためと答えることが多い中、日本では「十分な情報がないため」との理由が多く見られました。これがデータに反映され、持続可能な選択を促進するためには情報の普及が必要不可欠であることが示唆されています。

まとめ


今回の調査結果は、持続可能な製品の選択に対する意識が高まっていることを示しており、特に若い世代がその変化を牽引しています。しかし、まだ多くの日本の消費者は、意識を高めるための情報不足に悩んでいることも事実です。アメリカン・エキスプレスの取り組みは、より持続可能な未来に向けた重要なステップを踏んでいます。これからの消費行動がどのように進化していくのか、注視していきたいところです。

会社情報

会社名
American Express International, Inc.
住所
東京都港区虎ノ門4-1-1
電話番号

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