進化する療育支援:KiddiHubが実現したセミナー
2026年5月16日、ベトナムのハノイにおいて、学研グループの一員であるKiddiHubが主催した療育セミナーが開催されました。このセミナーは、エフバイタル株式会社と日本電気(NEC)との協力の下、「特別支援児童の早期支援におけるテクノロジー・AI活用」というテーマで行われ、ハノイ市内の療育センターから140名以上の経営者や専門スタッフが参加しました。
セミナーの背景と目的
近年、ベトナムにおいて発達障がいに対する関心が高まっています。しかし、療育施設や専門人材が不足。保護者も支援の入口を見つけることに苦労しているという課題があります。このような背景を受け、KiddiHubはいつも通りの教育プラットフォームの側面から、AI技術を活用して発達支援の現状と対応策について共有することを目的としました。
エフバイタルとNECは共同で、AI動画解析技術と理学療法を融合させた運動機能評価アプリ「BabyTrack®Physical」を開発しました。このアプリは、発達支援の現場において非常に重要な役割を果たすことが期待されています。
セミナーの内容
このセミナーでは、参加者が興味を持つような様々な講演が行われました。Lê Thị Tố Uyên氏が「ベトナムにおける早期介入の現状とテクノロジー活用のニーズ」について発表し、続いて筑波大学の史 蕭逸准教授が「AIの早期介入への実践的活用」について語りました。また、認定NPO法人発達わんぱく会の石野薫氏からは、日本の療育現場での実践知見に基づく講演がありました。
さらに、日本電気の医療ソリューション部門の石橋竹志氏は、アプリのライブデモンストレーションを行い、実際の導入イメージと効果を示しました。
参加者たちの反応
セミナーには、ハノイ市を中心に60を超える療育センターから参加者が集まり、活発な意見交換が行われました。多くの保護者や専門家が、AI技術の利点やアプリの活用について情熱を持って取り組んでいる姿が印象的でした。彼らは、特にAI動画解析ツールについて非常に高い関心を寄せており、それを利用した支援が実際にどのように行われるか、具体的な導入事例を期待しています。
KiddiHubの役割と今後の展望
KiddiHubは、ベトナムにおける教育プラットフォームを推進することにより、療育支援の質を向上させる役割を担っています。KiddiHubはすでに28,000以上の教育施設とつながりがあり、年間300万ユーザーの利用があるため、今後もそのネットワークを活用し、日越間の発達支援の架け橋として活動を続けていくことが期待されます。
2024年9月からは、日系企業のベトナム進出支援や事業の拡大もサポートする計画があり、エフバイタルに対しても市場調査やアプリのユーザーテストを実施するなど、事業開発の実務的なパートナーとしての活動が進められます。
結びに
今回のセミナーを通じて、AI技術の導入に対する期待が一層高まり、特別支援を必要とする子供たちへの支援がより効果的に行える可能性を感じました。子供たちの未来のために、KiddiHubやエフバイタル、NECの連携が続くことを望むばかりです。