陸上競技における新たなステップアップ
日本陸上競技連盟が実施する「ライフスキルトレーニングプログラム」は、スポーツ界の未来を担う新しい人材を育成することを目指しています。第5期の募集が始まっており、このプログラムは、競技者のパフォーマンス向上だけでなく、キャリア自立をもサポートする内容となっています。
近年、アスリートが競技後のキャリアも考えたスキルを身につけることが重要視されています。プログラムの設計には、スポーツ心理学博士の布施努氏が特別講師として関与しており、最先端のスポーツ心理学を基にした内容が教育されています。これは、ただ競技力を高めるだけではなく、競技を超えた舞台での活躍も視野に入れたものです。
プログラムの内容
プログラムは、12月から翌年3月までの間に、さまざまな講義やコーチングが行われます。全体講義は日本陸上競技連盟によって計4回実施され、トップアスリートに必要なライフスキルやメンタルトレーニングなど、実践的な内容が含まれています。具体的なテーマには以下のような内容があります。
1.
目標の使い方:目標設定だけでなく、それをうまく活用するための考え方を学びます。
2.
オリンピックメダリストに共通する5つの特徴:成功するための思考法や行動を理解し、自分自身の成長に役立てます。
3.
フローを生み出す動機付け:自分の力を最大限に引き出すための方法を探求します。
4.
獲得型思考:逆境に直面した時でも成果を上げるためのマインドセットが重要です。
これらの講義は、個人ワークやグループディスカッションを通じて、より深い理解を促進します。受講者は、自分自身の強みを探索し、実践的なスキルを身につけることを目的としています。
募集要項
今回のプログラムへの参加にはいくつかの条件があります。具体的には、大学在学中の競技者であり、競技とキャリアの両立に関心がある方が対象です。また、過去の受講生たちもいうように、この機会を通じて得たスキルは、就職活動や社会での活躍にも大いに役立ちます。
最終的に、選考は応募書類と面接によって行われ、合格者は12月8日からプログラムに参加することになります。応募締切は11月15日となっており、興味のある方は早めにエントリーをお勧めします。
受講生の声
過去の受講生たちの多くは、このプログラムが自身の成長にどれほど貢献したかを語ります。例えば、競技者としてだけでなく、一人の社会人としても通用するスキルを身につけたという声や、競技生活が終わった後のキャリアに自信が持てるようになったという体験談も多く寄せられています。これらの実績は、プログラムの重要性を物語っています。
まとめ
陸上競技の未来を支える人材を育成する「ライフスキルトレーニングプログラム」は、自分自身の可能性を広げる絶好の機会です。自らの競技力を高めるだけでなく、キャリア形成にも繋がるこのプログラムに、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?詳細や応募は公式サイトをチェックしてください。加えて、布施努氏が導く講義は、受講者たちに新たな視点とスキルを提供し、彼らの未来を照らすことでしょう。