羽田空港アプリ「HANEDA Navigator」が多言語に対応
日本空港ビルデング株式会社が提供する羽田空港の公式アプリ「HANEDA Navigator」が、WOVN Technologiesが提供する多言語化ソリューション「WOVN.app」を導入し、多言語対応を開始しました。この取り組みは、羽田空港を利用する外国人旅行者に母国語で情報を提供し、快適な空港利用を促進することを目的としています。
多様化する顧客ニーズに応える
コロナ禍による影響から、2023年以降、羽田空港からの外国人出国者数は57%を超える勢いで回復しています。このため、空港では外国人利用者に対しても、より良いサービスを提供するための施策が求められていました。日本空港ビルデングは、「顧客の幅広いニーズを理解し、それに応える価値を創造する」という目標を掲げ、One to Oneマーケティングの強化に取り組んでいます。
WOVN.appによる高度な多言語化
WOVN.appの導入により、「HANEDA Navigator」アプリは動的コンテンツの多言語化が可能になりました。具体的には、アプリが随時更新される際に、未翻訳部分を自動的に検知し、機械翻訳を施す仕組みです。これにより、常に最新の情報を多言語で提供することができ、運用負荷を軽減します。
併用可能な翻訳管理
加えて、WOVN.appはWebViewやプッシュ通知の翻訳一元管理機能も備えており、アプリ全体の翻訳管理が容易に行えます。この機能により、利用者は異なるプラットフォームでも一貫した言語体験を得ることができます。
多言語対応の効果
導入されたWOVN.appは、すでに羽田空港の公式Webサイトでも活用されており、多数のケーススタディから得られた知見を基に、外国人旅行者に向けたサービスを強化しています。WOVN.appは、利用者の母国語が多様であることを考慮し、45言語(79の地域言語)に対応しています。これにより、98%以上の外部利用者が自分の言語で情報を閲覧できる環境を提供しています。
今後の展望
羽田空港では、航空や駐車場、飲食といった様々なサービスや情報を、「HANEDA Navigator」アプリに集約し、さらなるデジタルプラットフォームの強化を図っています。今後の予定では、より多くの言語対応を視野に入れており、外国人旅行者にとって柔軟で利便性の高い情報提供を行なっていくとしています。
WOVNはインターネットのローカライズにおいて強いパートナーであり、今後も羽田空港の多言語化に貢献していくことでしょう。アプリのダウンロードは、iOS、Android両方から可能です(元言語は日本語、対応言語は英語、韓国語、簡体字、繁体字)。
企業概要
Wovn Technologies株式会社は、東京都港区に本社を置く企業です。多言語化ソリューション「WOVN.app」と「WOVN.io」の開発・運営を行っています。 詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。