日本初の『おくちの体操』実験が実施される!
日本交通株式会社と株式会社オクチィが提携し、タクシー乗務員を対象とした新しい健康づくりの取り組み『おくちの体操』の実験が行われ、その結果が発表されました。この実験は2023年12月から2024年3月まで、東京都内の日本交通赤羽営業所に配属された乗務員30名を対象に実施されました。
口腔体操とは?
口腔体操は、舌や頬、軟口蓋を動かす簡単な運動を通じて、睡眠時無呼吸症候群に関連する健康問題を改善することを目的としています。日本交通は、社員の健康維持に努めており、無呼吸症候群に関する検査や治療を奨励しています。
驚くべき成果
実験の結果、参加者の無呼吸低呼吸指数(AHI)が平均19%も減少しました。具体的にはAHIが20.9回から16.9回に改善。また、口腔閉鎖圧も18.8Nから20.7Nに向上しました。さらに、34%の参加者が口腔体操の効果を実感しており、いびきの減少や、より良い睡眠を得られるようになったとの声が寄せられています。
実施方法
参加者は毎日、動画コンテンツを視聴しながら1日10分間の口腔体操を行いました。さらに、オクチィのスタッフが毎週2回訪問し、実施状況の確認や面談を通じて参加者にサポートを提供しました。このような継続的な取り組みが、実験の成功に寄与したと言えるでしょう。
参加者の声
アンケート結果からは、参加者の90%が今後、同様の実験に参加したいと回答しました。また、「顔や口、頭がスッキリした」という実感を持つ方が多く、参加者からは「よく眠れるようになった」「無呼吸について理解が深まった」といった感想が寄せられています。これらの結果は、実験が参加者にとって有意義だったことを示しています。
学術的な裏付け
この実験はオクチィが国内の大学医学部と共同研究で進めたもので、成果は学術論文として発表されました。口腔体操が無呼吸症候群に和らげる可能性が研究の形で裏付けられたことには大きな意義があります。これにより、今後の健康対策や治療方法が広がることが期待されます。
まとめ
『おくちの体操』を通じたタクシー乗務員の健康への新たなアプローチは、他の職業ドライバーやさらに広範な労働者層にも応用可能なモデルとなるでしょう。日本交通とオクチィの取り組みは、従業員の健康管理の新たなスタンダードとして注目を浴びています。
実験の詳細は
こちらのドキュメンタリー動画でご覧いただけます。ぜひ、チェックしてみてください!