中学1年生が挑戦するAIアプリ開発体験
2026年度も立命館中学校にて、中学1年生240名がAIを活用した「身の回りの課題解決アプリ」の開発に取り組むことが決定しました。これはtakeforest株式会社が提供するプログラムで、探究学習の一環として継続的に行われています。
昨年度には、同校で50以上のアプリが生徒たちによって開発され、課題に対する具体的で実践的なアプローチが見受けられました。これは、生成AIの導入が進められる中で、単にAIを使用するだけではなく、実際に問題を解決する手段としての利用が求められています。このような学びの機会は、生徒の探究心を育むための重要なステップとなっています。
プログラムの流れ
本プログラムは、次のような流れで実施されます。
1.
キックオフ講演:プログラミングやAIの基礎を学ぶことで、開発への心理的ハードルを下げます。
2.
アイデア検討:身の回りの「悩みごと」を見つけ、それを解決するアプリのアイデアを考えます。
3.
アプリ開発ハンズオン:AIツールを使いながら、生徒たちがグループでアプリを実装し、試行錯誤を通じて問題解決を目指します。
4.
クラス発表:完成したアプリを互いに発表し、それぞれのアプリがどのように問題を解決するのかを共有します。
開発されたアプリの例
生徒たちが制作したアプリは、以下のような課題を解決するものでした。
- - Teach Finder: 学校内で先生の位置を探すのが難しいという問題に対し、先生の位置を登録し、生徒がいつでも見つけられるアプリ。
- - Chat Buddy: 会話が続かず気まずくなることを防ぐため、AIが会話をサポートするアプリ。
- - せーげん: スマートフォンでのSNSや動画の見すぎを防ぐため、勉強スケジュールと時間制限を設け、画面をロックするアプリ。
生徒たちの反応
受講した生徒からは、「アプリを作る過程が楽しく、自分でも次に何か作りたいと思った」という声や、「友達と協力して制作することで、問題解決の重要性を実感できた」といった意見が寄せられています。こうした活動を通じて、生徒たちはAIへの理解を深め、主体的に考え行動する力を身に着けています。
教員の見解
立命館中学校の長野教諭は、このプログラムがもたらす影響について次のようにコメントを寄せています。「生徒たちが自分のアイデアを具体的に形にすることで、課題を見つけ解決策を試す重要性を学ぶことができました」。これは、学校教育が目指すべき探究学習の本質に深く関わっています。
今後の展望
takeforest株式会社は、このプログラムを通じて実際のアプリ開発を経験することで、生徒たちがAI時代に求められる「問いを立てる力」や「解決策を実践する力」を育むことを目指しています。このような事例は、教育におけるAI活用の先進的な取り組みとして注目されています。今後も、他の教育機関との連携を深めつつ、さらなる展開を図っていく予定です。教育の未来を拓くこの活動に期待が高まります。