職場での話し方、あなたはどれだけ気にしている?
職場におけるコミュニケーションは、スムーズに進めることが求められる一方で、意外にも多くのビジネスパーソンが自分の話し方に対する不安を抱えています。株式会社コアコネクトが行った調査によると、500名の働く男女のうち、71%が他の人の話し方に不満を感じた経験があると回答していますが、自分自身の話し方には自信があると答えたのはわずか34%。さらに、実際に自分の話し方を指摘された経験があると答えたのは18%にとどまるという結果が出ました。この結果は何を示しているのでしょうか。
会社内での話し方への不満
会議の場面を思い浮かべてください。参加者が退屈している時、話し手はついつい説明を丁寧にしようとして長くなってしまうことがあります。そうした現象は、話が進むにつれ、参加者の注意が弾かれ、結局要点が伝わりづらくなります。このようなコミュニケーションの悪循環は、多くの職場で見られる光景です。
調査結果では、最も多くの人が「結論が最後まで出てこない、話が長い」という項目にイラッとしたと答えています。特に、結論に至るまでの情報が冗長になることで、聞き手は何を伝えたいのか分からず、焦点がぼやけてしまいます。また、話し手は誠実さの表れとして背景を丁寧に説明しようとしていますが、かえって聞き手の不安を増幅させる結果になっているのです。
聞き手の反応の重要性
会議や報告の中で、話し手と聞き手の意識のズレが生じる一因には、聞き手の反応が見えづらいこともあります。オンライン会議では、相手の反応を読み取ることができず、話が長引くことがしばしばです。このような状況では、聞き手は言いたいことが分からないまま、気まずさを抱え続けることになります。
逆に、自分の話し方に気づき、それを改善することで、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。調査結果にも、「指摘されて気づいた」「意識してから質問が増えた」という声が多く寄せられています。話の内容が正しくても、結論が後回しになることで不安を与えることが多いため、最初に要点を示す「結論ファースト」が効果的です。
悪習を知り、改善する
調査結果から浮かび上がるいくつかのポイントを見てみましょう。1位は「結論が最後まで出てこない、話が長い」、続いて2位には「早口で何を言っているか聞き取れない」、3位は「語尾が小さく、自信なさそうに聞こえる」と続きます。これらは、コミュニケーションにおいて意識すべき重要な要素です。
特に「早口」になるのは、緊張から来る場合が多く、余裕を持って話すことが求められます。話し手本人は緊張していることに気づかず、急いで話すことで逆に伝わらないという事態に陥ります。このため、まずは自分自身の話し方の癖を認識することが大切です。
まとめ
職場での話し方は、コミュニケーションにおいて極めて重要です。自分だけでなく周囲にも影響を与える要素として、その反応に気づくことが大切です。これからも調査を続ける中で、話し方に関する意識がどう変化していくのか、また新たな傾向が見えてくることでしょう。自分の話し方を見直し、改善することで、より良いコミュニケーションが築けるはずです。