IMAGICA GROUPのオリジナル映画製作プロジェクト始動
映画産業の発展において、映像クリエイターの育成は重要なテーマです。株式会社IMAGICA GROUPは、この度自社初のオリジナル映画製作プロジェクトを立ち上げ、2025年の創業90周年に向けて新たな挑戦を開始しました。このプロジェクトは、映像制作のワンストップサービスを提供する同社が、映画制作を通じて次世代のクリエイターを支援するものです。
プロジェクト概要
IMAGICA GROUPは、グループ内のプロデューサーから国際映画祭への出品を視野に入れた映画企画を募り、毎年1本の作品を選んで製作します。この取り組みを5年間続けて、才能あるクリエイターを育成しつつ、IMAGICA GROUPとしての創造力を世界に広めていくことを目的としています。
応募条件としては、IMAGICA GROUPのグループ会社に所属するプロデューサーが必要であり、外部のクリエイターは自身のグループ会社のプロデューサーとタッグを組むことで応募が可能です。こうした条件により、社内の優れた人材が集結することが期待されます。
第1弾作品の選考
このプロジェクトの第1弾作品は、グループ会社内から募集した88企画の中から選ばれました。最終選考をひかえ、その後のプロデュース及び制作は、株式会社ロボット、株式会社ピクス、株式会社オー・エル・エムのいずれかにより進められる予定です。審査員には、是枝裕和氏、市山尚三氏、坂野ゆか氏といった著名なプロフェッショナルが名を連ね、彼らの経験と洞察が作品選定に大きな影響を与えるでしょう。
審査の流れ
プロジェクトの審査は、2024年9月までに一次審査を実施し、グループ内での選考を経て11の企画が選定されます。その後、2025年の3月から最終審査が始まり、4月末には第1弾作品が決定される予定です。最終結果は、2025年5月にカンヌ国際映画祭の期間中に発表されることが予定されています。
製作費の概要
第1弾作品の製作費は、株式会社IMAGICA GROUPが上限7000万円を出資し、製作委員会を設立して最終決定を行います。これは、次世代の映像クリエイターにとって大きなチャンスであり、新たな才能が世界の舞台で評価されることを目指しています。
カンヌ映画祭での発表
2025年5月14日(現地時間)、カンヌ映画祭でIMAGICA GROUPの長瀬俊二郎代表取締役社長が、第1弾作品のプロデューサーや監督、作品概要を発表します。さらに、是枝裕和氏が審査員としてのコメントも行い、作品への期待と、その選出理由について語る予定です。
代表のコメント
長瀬社長は「このプロジェクトは次世代の映像クリエイターに活躍の場を提供し、日本映画の新たな可能性を開くことを目指しています。映像文化の多様性を広げ、才能あるクリエイターが世界で挑戦できる土壌を築いていきたい」と意気込みを語っています。
十分なサポートとともに、IMAGICA GROUPは日本映画界に新しい風を吹き込むことでしょう。若い才能が育ち、国際的な舞台で輝く日が待ち遠しいです。
IMAGICA GROUPは、皆さんの期待に添えるよう、映像文化の発展に貢献し、さらに新たな映像表現の可能性を追求し続けることでしょう。