生成AI大賞2025の受賞結果が発表されました!
2025年の生成AI大賞が、一般社団法人Generative AI Japanと日経BPの共同主催により開催され、優れた生成AI活用事例が数多く表彰されました。特に注目すべきは、グランプリを受賞した株式会社コロプラの作品です。
グランプリ受賞プロジェクト
株式会社コロプラ
作品名: 『神魔狩りのツクヨミ』
このプロジェクトは、生成AIを中心に据えた新しいゲーム体験を提供するもので、著名なクリエイター金子一馬氏とともに開発された独自のAI「AIカネコ」を活用しています。ユーザーの行動を基にオリジナルのカードが生まれ、リリースからわずか2か月で生成されたカード数は160万枚を超えました。この作品は、生成AIを使用することでエンタメの新たな可能性を切り拓く「生成ゲー」というジャンルを創出しました。
特別賞に輝いたプロジェクト
特別賞には2つのプロジェクトが選ばれました。
株式会社SHIFT
作品名: 生成AI×社内BPOによる「障がい者雇用」の新常識
SHIFTは、生成AIを最大限に活用して障がい者の雇用に関する新たな視点を提供。業務分解と適用業務の仕分けを徹底し、生産性を1.7倍に引き上げるなど、効果的な働き方を検討しています。
株式会社Shippio
作品名: 国際物流におけるAIエージェントの活用
貿易業界のデジタルトランスフォーメーションを推進するShippioは、AIエージェントを多層的に活用し、高難度な業務をも効率化する業務改革を行っています。定型業務の自動化を7〜9割実現し、その成果を業界全体に展開することを目指しています。
優秀賞を受賞した5つのプロジェクト
生成AI大賞2025では、優秀賞を受賞したプロジェクトも見逃せません。
- - デジタルハリウッド株式会社: AIを基盤としたクリエイティブ学習向け生成AI「Ututor」導入
- - 東京都町田市: アジャイルなサービス開発を実現する「マルチ生成AIプラットフォーム」を導入
- - 株式会社中原製作所: 生成AIでの事業承継と技術の可視化を実現
- - 三菱電機デジタルイノベーション株式会社: 服薬指導支援サービス「AnyCOMPASS」における生成AIの活用
- - 日本電気株式会社: AIによる業務プロセスの大幅な革新
これらのプロジェクトはそれぞれの分野で生成AIの革新性を証明するものとなりました。
審査基準と背景
審査に際しては、課題設定、実装の工夫、インパクト、ガバナンス、将来性という五つの基準が設けられ、専門家たちによって厳正に評価されました。
審査委員長を務めたのはGenAIの代表理事である慶應義塾大学の宮田裕章教授で、他にも多くの有識者が審査に関わりました。
結論
生成AI大賞2025の受賞プロジェクトは、技術の進歩とともに新しいビジネスモデルと社会的価値を生み出す力を示しています。これからも生成AIの活用がどのように進化していくのか、注目していきましょう。