漫画と共に海を守る
2025-09-19 12:33:56

人気漫画とコラボ!芦北町の高校生が海を守るプロジェクト

人気漫画『放課後ていぼう日誌』とのコラボ



熊本県芦北町で行われている新しいプロジェクトは、人気漫画『放課後ていぼう日誌』とのコラボレーションによる海洋ごみ削減活動です。この取り組みは一般社団法人くまもと海のミライが中心となって推進しており、漫画の舞台である芦北町の漁港を利用し、海へ漂流してしまったごみを回収するための新しい機器が設置されています。また、地元の高校生たちもプロジェクトに参加し、海を守るための意識を高めるためのさまざまな活動が行われています。

プロジェクトの背景



芦北町は、地元の多くの釣り人に親しまれている場所であり、昨年度には釣り人を対象にした啓発活動が行われてきました。今年度はその活動をさらに広げ、陸地から海へと視点を移し、海洋ごみの回収に重点を置いた調査を新たに始めています。特に、漂流ごみがどこから来ているのかを明らかにすることが非常に重要です。

シービンとオリジナルデザイン拾い箱



今回導入される漂流ごみ回収機は、オーストラリア発の「シービン」という機械です。芦北町の漁港で2025年12月までの期限で稼働し、1週間ごとに回収したごみの内容を分析する予定です。また、回収機の近くには『放課後ていぼう日誌』の作者、小坂泰之先生が描いた2025年度版のイラストを使用した看板が設置される予定です。これにより、漫画ファンや地域住民がプロジェクトに対する理解を深め、興味を持つことが期待されています。

さらに、漂流ごみの経路を調査するために、芦北町周辺の河川にGPSを搭載したボトルを放流し、1ヶ月間の動きを追跡します。これにより、町から川を通じて出たごみの行き先がわかるようになります。

ごみ拾いの呼びかけ



全体として、芦北町内の4ヵ所に新しいデザインの拾い箱も設置されます。これらの拾い箱にも『放課後ていぼう日誌』の新しいイラストが使用されており、地域住民や観光客に対してごみ拾いを促す仕組みが整えられています。この活動は、地域の日常的なごみ処理問題を解決するための一歩となることを目指しています。

活動の実施概要



活動の一環として、以下の設置が行われます。

  • - 漂流ごみ回収機
設置期間:2025年9月12日(予定)~12月下旬
設置場所:
- 計石港(佐敷港)
- 田浦港

  • - オリジナルデザイン拾い箱
設置期間:2025年9月8日(予定)~12月下旬
設置場所:
- 御立岬海水浴場
- 鶴ケ浜海水浴場
- 女島埋立地
- フィッシングショップてんぐや

この取り組みによって、地域の海洋ごみ問題への意識が高まり、同時に参加者が楽しみながら海を守る活動に貢献できることが期待されています。最後には、漂流ごみのデータを基に精度の高い海洋ごみマップを作成し、さらなる海洋環境の保護に向けた道筋を作る計画です。


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