インド太平洋諸国の次世代リーダーが集結
国際交流基金(JF)は、2024年3月1日から7日の期間、日本を含むインド太平洋諸国から集まった若手研究者や実務家15名を迎え、「防災」をテーマにした研修を実施します。この訪日研修は、国際交流基金インド太平洋パートナーシッププログラム(JFIPP)の一環として位置づけられています。
ジュニアリーダーによる多様な研修
今回の研修には、日本をはじめ、オーストラリア、アメリカ、フィリピン、ベトナム、インド、ネパール、パプアニューギニア、フランスのニューカレドニア、ナウル、ニュージーランドからの参加者が揃いました。彼らは、シンクタンク「オーストラリア国際問題研究所(Australian Institute of International Affairs, AIIA)」の協力で選出され、それぞれ異なるバックグラウンドを持つ若手専門家たちです。
研修は1年間行われ、訪日研修に加え、日本以外の2国(豪州及び大洋州の島嶼国を予定)での研修とオンラインミーティングも含まれています。これによって、地域の防災やレジリエンス強化に向けた提案や政策提言の基盤となる知識と経験を習得することが期待されています。
日本での実地研修内容
訪日研修は宮城県の石巻市と南三陸町、東京都、神戸市で行われ、参加者は防災関連施設や震災の遺構を視察し、政府や企業、NPOなどの防災関係者と意見交換を行う予定です。これにより、これまでの防災に関する取り組みや成功事例を学び、今後の政策づくりに活かす取り組みが強化されます。
主要な日程としては、3月2日に都内の関係省庁や報道機関を訪問し、3月3日には石巻市で地元の関係者や震災の語り部との意見交換を行います。また、3月4日には震災関連の施設の視察も予定されています。さらに、都内企業の防災の取り組みを視察し、意見交換を行うことができます。最終日である3月7日は神戸市の震災関連施設を訪問し、講義を受ける流れとなります。
JFIPPの目的と意義
今回はJFIPPの第3期にあたり、過去のプログラムにおいても参加者たちは活発にディスカッションを行い、インド太平洋地域における災害対策に関する重要なネットワークを築いてきました。国際交流基金は、「日本の友人を増やし、世界との絆を深める」というミッションのもと、文化や言語を通じて日本と世界をつなぐ活動を展開しており、今回のプログラムもその一環です。
これらの研修を通じて育まれる次世代リーダーたちが、未来のインド太平洋地域において防災に関する政策形成に携わることが期待されており、地域の安定と発展に寄与することが求められています。団体間の国際的な協力や知的対話を通じて、持続可能な社会を目指していく姿勢が感じられる内容となっています。