コクヨが設立した「まなびかた研究所」
2025年11月1日、コクヨ株式会社が学びの未来を探究する新たな拠点「まなびかた研究所」を設立しました。本研究所は、外部団体である公益財団法人Well-being for Planet Earthと一般財団法人対話による教育実践センターと連携し、人々が自律的に学び続けるための仕組みを模索します。これは、デジタル化が進展し、価値観が多様化する現代社会において、必要なスキルや知識を身につけることが重要であるという認識から生まれた取り組みです。
設立の背景と目的
コクヨは、2022年に発表した「長期ビジョンCCC2030」において、誰もが活き活きと働き暮らす「自律協働社会」を目指しています。現代は、画一的な学びから脱却し、自律的に学ぶ力を育むことが求められています。特に、人生100年時代を考慮すると、生涯学習の重要性がますます高まります。コクヨは、この変化を捉え、長年の事業活動から得た知見を活かして「まなびかた」に関する研究を行い、社会に価値を提供することを目指します。
将来的には、国内外の情報を収集し、体系的に知見をまとめることで、「まなびかたのナレッジハブ」を構築する計画です。これにより、組織や国を超えたネットワークを形成し、自律的に学び続ける世界の実現を目指します。
まなびかた研究所の概要
「まなびかた研究所」は、「自律協働的にまなび続ける世界の実現」をビジョンとして、一人でも多くの人が学び続けられる環境を整え、個々の成長を支援することに貢献します。すでに、5,000年もの歴史を持つ教育の原点に立ち返り、学びの形を再構築する挑戦を始めています。詳細は、公式ウェブサイトで確認できます。
連携団体との活動
本研究所は、公益財団法人Well-being for Planet Earthとのコラボレーションを通じて、幅広い専門知識とネットワークを活用します。この連携によって、社会的な意義を最大化し、人々の幸福を実現するための活動を展開します。
さらに、一般財団法人対話による教育実践センターとの参画によって、対話型教育の普及を目指します。研究員たちの現場の知見を活用し、教育現場への具体的な導入を進めることで、理論を実践に落とし込みます。
結論
コクヨが提唱する「まなびかた研究所」は、新時代の学びの在り方を探求する重要な拠点です。自己実現を支援し、広がる学びの可能性を追求するこの研究所が、今後どのように成長し、社会に寄与していくのか注目です。全ての人が自律的に学び、共に成長できる未来を築くための第一歩と言えます。今こそ、私たちの学びのあり方を見つめ直し、共に新しい可能性を探求していく時です。