株式会社GROWIが新機能を発表
株式会社GROWI(本社:東京都新宿区)は、クラウドサービス「GROWI.cloud」において、サイバー攻撃からの防御機能である「クラウドWAF(Web Application Firewall)」と、ファイルの安全を守る「アンチウイルス機能」を2025年6月20日より新たに有料オプションとして提供開始します。
サイバー攻撃の進化とその対策
近年、クラウドサービスの普及に伴い、Webアプリケーションを狙ったサイバー攻撃が急速に高度化しています。企業にとって、自社の情報資産を守るためには、これまで以上に強固なセキュリティ対策が不可欠です。GROWI.cloudの新機能は、その要望に応える形で設計されました。
「クラウドWAF」は、GROWI.cloud上で動作し、訪問者からのリクエストをリアルタイムで解析し、不正なアクセスをブロックします。具体的には、OWASPトップ10に代表される脅威に対応した包括的な対策が特徴です。これにより、企業の運用するアプリケーションはより安全に守られます。
クラウドWAFの機能
- - 包括的な脅威対策: ローカル・リモートファイルインクルード対策、リモートコード実行対策、プロトコル攻撃防止機能など、全方位でアプリケーションを保護します。
- - 詳細なレポート機能: 攻撃の種類や発生頻度を可視化し、リスクを把握しやすくします。この機能は2025年度上半期中にリリース予定です。
- - 簡単導入: 専門的な知識が不要で、手軽に利用できることが大きな魅力です。
一方で、「アンチウイルス機能」は、ユーザーがアップロードするファイルをリアルタイムでスキャンし、ウイルスの検出と隔離を行うものです。これにより、情報漏洩やウイルス感染の拡大を未然に防ぐことが可能となります。
アンチウイルス機能の特長
- - リアルタイムスキャン: ファイルがGROWIに添付される際、自動でウイルススキャンを実施します。
- - 高精度の検出: 最新のウイルス定義に基づくため、高い精度でウイルスを検出できます。
料金体系
新機能に関する料金は以下の通りです。
- - クラウドWAF: 初期設定費用が75,000円、月額26,000円。
- - アンチウイルス機能: 現行プランで月額2,000円、2024年10月以前のプランは月額2,500円。なお、将来的にはこの機能を標準機能として提供する予定です。
GROWI.cloudとは
GROWI.cloudは、オープンソースのMarkdownを活用したwikiシステム「GROWI」をクラウド上で手軽に利用できるサービスです。マニュアルや企画書の共有、議事録の同時編集など、多様なニーズに対応した情報共有のためのプラットフォームです。このサービスは、大手SIerから中小企業、大学の研究室まで、幅広い利用がされています。
今後の展望
GROWI.cloudは今後も、ユーザーのデータとシステムを守るために、新たなセキュリティ機能の導入や機能強化を行っていく予定です。また、詳細なレポート機能の提供も2025年上半期を目指して進めています。
お問い合わせ・お申し込み
GROWI.cloudのセキュリティ機能について知りたい、問い合わせたい場合は、公式サイトのセキュリティオプションページを訪れて最新情報を確認したり、直接お問い合わせフォームから連絡をしてください。
公式サイト
会社概要
- - 会社名: 株式会社 GROWI
- - 所在地: 東京都新宿区
- - 代表者: 武井 雄紀
- - 公式サイト: GROWIの公式サイト