ファンケルの新技術
2025-11-14 11:34:41

ファンケルがサプリメント開発の最前線を発表、飲みやすさと安定性に向けた革新

ファンケルがサプリメント開発の最前線を発表



株式会社ファンケルは、2023年に行われた「日本薬剤学会第40年会」で、同社の製剤開発における新たな研究成果をポスター発表しました。この発表では、主に飲みやすさ、吸収性、そして製品の安定供給に関連した内容が取り上げられました。それでは、具体的な研究成果について詳しく見ていきましょう。

飲みやすいサプリメントを目指して


ファンケルの研究チームは、「飲みやすさ」を製品選びの重要な基準とするお客様の声に注目し、サプリメント錠剤の改善に取り組んでいます。実施したアンケートによると、約7割のお客様が飲み込みやすさを重視していることがわかりました。これを受けて、同社は錠剤の形状や舌触りが飲みやすさに与える影響を研究しました。

錠剤の形状と飲みやすさ


一般的な錠剤は、上下がなだらかな曲面で形成されていますが、ファンケルではその曲面の丸みを調整することで飲みやすさがどのように変わるかを実験しました。結果として、曲率半径を小さくした錠剤が視覚的にも飲みやすく、実際に飲み込みやすいとの評価を得ました。

舌触りの改善


さらに、錠剤の表面に施すコーティング膜の厚さにも着目しました。コーティングが苦味を軽減し、錠剤の飲みやすさを向上させることが実証されています。具体的には、コーティング剤の割合を調整することで、飲みやすさの向上が見られました。これらの知見は、ファンケルの「プレミアムカロリミット」の開発に活かされ、より飲みやすい製品となっています。

酸性環境に応じた錠剤設計


次に、キトサンを配合した錠剤が酸性環境でどのように反応するかを評価しました。通常の量であれば水中で溶解しますが、酸性環境ではゲル層が形成され、成分が溶解しづらくなることが判明しました。そこで、処方の工夫を行い、酸性条件下でも安定して崩壊する錠剤の設計に成功しました。

この研究によって、株式会社ファンケルの「カロリミットシリーズ」では、成分が胃の中で効率よく働ける品質が実現されています。

製品の安定供給に向けた技術


最後に、ファンケルは製品の安定供給に関連する2つの新技術の研究結果も発表しました。ひとつは、サプリメント製造において生じる製造障害を事前に予測する技術で、もうひとつはソフトカプセルの製造時に使用する評価法に関するものです。これらの技術が、製品化のスピードアップやコスト削減、さらには安定した品質の実現に寄与することが期待されています。

未来への展望


ファンケルの担当者は、「優れた有効成分を配合するだけではお客様にその効果を実感していただけない」とし、製剤設計において製造性や吸収性を総合的に考慮する重要性を強調しています。今回の研究はその一環であり、高品質なサプリメントの開発を支える基本的な検証の重要性を示しています。今後もお客様の体内で成分が確実に働く品質評価を進め、さらなる高品質な製品の創出を目指していく方針です。

ファンケルのサプリメント開発は、今後も革新を続けることでしょう。これらの研究成果は、消費者が求める製品の実現に向けた道筋を示しています。


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会社情報

会社名
株式会社ファンケル
住所
神奈川県横浜市中区山下町89番地1
電話番号
045-226-1200

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