新刊『改訂版大学入試門脇渉の英語[正誤問題]が面白いほど解ける本』を紹介
株式会社KADOKAWAが2024年11月27日に発売するこの新刊は、自他ともに認める入試問題の研究家である著者、門脇渉によるものです。彼は英語に特化した正誤問題の徹底分析を行い、過去25年分のデータを集約した膨大な内容を結集させています。これにより、受験生たちは効率的かつ実践的な学習が可能になるでしょう。
正誤問題の深層理解
英語の正誤問題は、与えられた文の中から誤っている部分を選び出す文法の問題形式です。文章の中には通常、3~5箇所の下線が引かれており、これらの中から「文法的に正しくない箇所を1つ選め」という形で提示されます。中には「NO ERROR/ALL CORRECT(誤りなし)」という選択肢が加わることもあり、特に難解とされる問題です。
さらに、正誤問題は東京大学や早稲田大学、慶應義塾大学などを含む多くの名門校で出題されており、その問題の性質は大学ごとに異なります。正誤問題に取り組む際には、文中の品詞や文型、動詞の用法、関係詞や疑問詞の正しい使い方に十分に目を向ける必要があります。機械的な学習ではなく、文法の本質を理解することで、より確実に正誤を判定できます。
収載された良問500題
本書では2000年度以降に各問題が出題された正誤問題を網羅し、厳選した500題を収めています。著者自身が「ライフワーク」と位置づける入試問題の分析に基づいたこの取り組みは、受験生が多様な問題に柔軟に対応できる力を養ってくれるでしょう。解説は、単なるその場しのぎの知識ではなく、長期にわたって役立つ深い内容となっています。
10の主要論点
本書には、「品詞と文構造」から始まり、さまざまな文法の重要な論点が10カテゴリに分けられて説明されています:
1. 品詞と文構造
2. 述語動詞
3. 準動詞
4. 動詞の語法
5. 関係詞と疑問詞
6. 接続詞と前置詞
7. 重要構文
8. 形容詞と副詞
9. 名詞と代名詞
10. イディオムと会話表現
これらの論点ごとに知識を体系的に学ぶことで、正誤問題の理解をより深めることができます。
改訂版の新コラム
この改訂版では新たに、東京大学や早稲田大学、GMARCHの入試で見られる正誤問題の傾向や難易度、今後の出題予測に関するコラムが追加されました。また、多くの受験生が直面する「NO ERROR/ALL CORRECT」問題に対する考察も含まれており、特に注目すべきポイントやその正答となる可能性についても詳細に論じられています。
総評
受験を控える学生たちにとって、この書は強力な武器となることでしょう。文法の正確さを磨くことにより、入試本番での自信を大いに高めることが期待されます。正誤問題をしっかりとマスターしたい方にはぜひ手に取っていただきたい一冊です。
書誌情報
- - 書名:改訂版大学入試門脇渉の英語[正誤問題]が面白いほど解ける本
- - 著者:門脇渉
- - 価格:1,540円(税抜1,400円)
- - 発売日:2024年11月27日(水)
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