熊本県菊陽町、三井不動産とJR九州が先進的街づくりに向けて協定締結
熊本県菊陽町は、未来の街づくりを具体的に考えるために、三井不動産株式会社を代表企業、JR九州を構成企業とするコンソーシアムを選定しました。この度の協定締結により、熊本県菊陽町は新たに「(仮称)原水駅周辺土地区画整理事業」に着手し、地域の発展に寄与するとともに、先進的な街づくりを進めていきます。
先進的な街づくりの基盤
菊陽町は、半導体企業の集積が進む地区を目指しており、経済発展と人口増加に備えるための様々な取り組みを進めています。具体的には、アーバンスポーツ施設の整備、菊陽杉並木公園の拡張、さらに新たな交通拠点としてのJR豊肥本線「三里木」駅と「原水」駅の間に新駅を設置する計画があります。このプロジェクトを通じて、約70ヘクタールのエリアにわたり、より良い生活環境を提供する街の実現を目指します。
地元企業の役割と展望
三井不動産は、長期的な街づくりにおいて「経年優化」をテーマに取り組んでいます。熊本においては、2020年から阿蘇くまもと空港の運営に関与し、地域の活性化を進めると同時に、九州大学都市研究センターとの連携によってスポーツを通じたウェルビーイング社会の構築にも注力しています。また、台湾の大学との提携により、日本における半導体クラスターを活用したサイエンスパークの構築も目指しています。
一方、JR九州は地域の特性を活かしたモビリティサービスを通じ、九州内での持続可能な発展に貢献しています。特に、熊本市内の複合開発や新駅設置、熊本空港アクセス鉄道の整備については、熊本県と協働して進めています。
持続可能な未来に向けて
三井不動産とJR九州は、両社の持つ専門性を活かし、菊陽町における先進的な街づくりを共に検討し、実現に向けて進めていきます。このプロジェクトは、菊陽町の地域住民や企業に新たな価値を提供するとともに、持続可能な社会を構築するための重要な一歩となるでしょう。
今後、菊陽町は地方創生と地域活性化を目指す取り組みをさらに強化し、多くの人々が訪れたくなる魅力的な場所を目指します。地域の皆様の期待に応えるべく、三井不動産とJR九州はその使命に取り組んでまいります。