一般社団法人全国レガシーギフト協会は、遺贈寄付の重要性を広めるため、「遺贈寄付ウィーク2024」を9月13日から19日まで開催します。このキャンペーンは今年で5回目を迎え、パートナー団体と共に全力で啓発活動を進めています。
遺贈寄付とは、個人が自らの財産の一部または全部をNPO法人や公益法人、地方公共団体などに寄付することを指します。近年、終活の重要性が認識される中で、多くの方が遺贈寄付について考える機会が増えてきています。『寄付白書2021』では、将来の資産を遺贈寄付に回したいと考える人が42.4%に上ることが示されています。この結果は、遺贈寄付の普及に向けた道を示すものです。
今シーズンの遺贈寄付ウィークでは、多様なイベントやセミナーが用意され、終活や相続についての知識を深める機会が提供されます。特に注目されるのは、9月13日午後3時から行われる「第23回遺贈寄付サロン」です。このサロンでは、オーストラリアの遺贈寄付の現状についての報告や、日本における遺贈寄付の実態調査の結果が発表されます。
また、8月下旬には遺贈寄付受入実態調査の結果が発表され、昨年度の受入件数462件、受入金額は約51億円に達したことが明らかになりました。この結果は、寄付の受け入れに対する関心が高まりつつあることを示しており、特に女性の寄付者が多く、新しい寄付者の存在が目立っています。
他にも、9月18日には「遺贈寄付はじめの一歩セミナー」が開催され、NPOへの具体的なアドバイスが提供されるほか、9月19日には「遺贈寄付 x 終身サポート事業の事例共有会」が行われます。これにより、終活や相続に関する専門家たちが意見を交わし、より良い寄付環境の形成に向けたアイデアが共有されることでしょう。
さらに、全国レガシーギフト協会では、遺贈寄付推進パートナーの募集も開始しました。このプログラムは、寄付者と受け取る側のNPO団体を結ぶ新たな試みであり、寄付を希望する方々のニーズに応えることで、より円滑な寄付の仕組みを構築していくことを目指しています。
遺贈寄付ウィークは、個人が未来に思いを託す貴重な機会となることでしょう。「遺贈寄付ウィーク2024」が成功裏に進行し、より多くの人々が遺贈寄付に関心を持つようになることが期待されています。詳細な情報は特設ページで確認できます。皆さんもぜひこの機会に、遺贈寄付について考えてみてはいかがでしょうか。