大人の女性の生き方
2019-09-20 14:00:43
三つ子を持つ母として描く、女性のための生き方エッセイ
「三つ子を持つ母が語るエッセイの新たなカタチ」
2019年9月25日に発刊された「わたしたちは、いつだって好きなことをして生きていける。」は、45歳で三つ子を出産した著者、直島美佳によるエッセイです。本書では、現代女性が直面する様々な人生の選択肢や、その中で感じる生きづらさを軽やかに乗り越えるための成功法則が綴られています。このエッセイは、独身や既婚、子持ちやDINKSといった対立を引き起こす状況の中で、どのように自分自身を見つけ、楽しみながら生きていくかに焦点を当てています。
## 著者の背景
直島美佳氏は、石川県出身であり、大阪で生活しています。彼女は一般社団法人日本おけいこ協会の代表理事で、女性専門のお仕事コンサルタントとして活躍中です。自身の経験を基に、さまざまなプラットフォームを運営し、子育て中の母親たちに向けて支援を行っています。特に、6年間の不妊治療を経て45歳で三つ子を出産したことが、彼女の人生観に大きく影響しています。この経験は、特に母親たちに共感される要素ともなっています。
## 本書の特徴
本書の表紙には、美しさと危険さを兼ね備えた、毒のある花々が描かれています。すずらん、アネモネ、トリカブト、カラー、チューリップの花々はそれぞれ魅力的ですが、同時に一癖があることを象徴しています。これは、私たちが理想的な生き方だけでなく、ネガティブな感情も受け入れ、賢く恋と夢を追う術を学ぶ必要性を示しています。
直島氏は、「こだわりを手放すこと」や「計算すること」が重要だと強調します。そして「ブラックな部分があってこそ魅力的な人になる」と説き、心にある葛藤を理解し、前向きに生きる方法を模索します。
## 直島氏が伝えたいメッセージ
本書は、ただのママ向けのメソッド集ではありません。直島氏は、ママでなくても心の解放や自己肯定感が大切であると語っています。「ヒトを嫌いになってはいけない」「みんなと仲良くしなくちゃいけない」といった社会の期待に縛られず、思い切って自分の気持ちを表現することが生きる力となると訴えています。
彼女自身、不妊治療中の辛い時期に「子どもがいない」という立場での会話が重くのしかかった経験があり、誰もが自分の位置を尊重されるべきだと考えています。このような背景からも、直島氏のメッセージは、すべての女性にとって受け入れやすいものです。
## 本書の魅力と言及すべきポイント
直島氏が執筆する中で優れた点は、彼女独自の視点から生まれるシンプルさとその効果的な実践方法にあります。本書には、「毎日を劇的に楽しくするには、自分の『嫌い』を見つけること」や、「パートナーの未来を信じると家族に平和が訪れる」など、実用的なアドバイスが散りばめられています。
また、読者は49ページまでの無料試読が可能で、本書との相性を確かめることができるのも大きな利点です。
本書は単なるエッセイではなく、女性が抱える悩みや楽しみをともに分かち合うための指南書でもあります。直島美佳氏の経験や知恵に触れ、自分の縛りから解放されるきっかけを得る一冊です。
## まとめ
「わたしたちは、いつだって好きなことをして生きていける。」は、ただの自身のストーリーにとどまらず、現代女性にとってのサバイバルガイドとも言える内容です。この道を歩むことで、多くの女性が自らの人生をもっと楽しく、自由に生きるヒントを見出すことができるでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社サンマーク出版
- 住所
- 東京都新宿区高田馬場2-16-11
- 電話番号
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