足利銀行とクラウドワークス、地域企業のDX推進を視野に業務提携を締結

足利銀行と株式会社クラウドワークスの業務提携

株式会社クラウドワークス（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：吉田浩一郎）が、足利銀行（本社：栃木県宇都宮市、取締役頭取：清水和幸）と業務提携を締結しました。この連携により、両社は地域企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させることを目指しています。

提携の背景

今日、多くの企業がDXを推進しようとする中で、IT人材の不足が深刻な問題になっています。足利銀行のクライアント企業の中にもDXを進めたいが、必要なIT人材が確保できずに困難に直面しているケースがあります。具体的には、年収のミスマッチや働き方の不一致といった採用に関する課題があげられます。これに対し、足利銀行には支援を求める声が多数寄せられていました。

この課題を解決するため、クラウドワークスは足利銀行との提携を通じて、栃木県内の企業にIT人材の採用支援を行うことにしました。足利銀行は、当社が提供する「テックダイレクト」というIT人材のダイレクトマッチングサービスを提案し、導入したい企業に対して支援を行います。

テックダイレクトの特長

「テックダイレクト」には、20,000人以上のフリーランスIT人材が登録しています。このサービスの特長は、企業がフリーランスに対し柔軟に予算内で依頼できる点にあります。直接契約を行うため、エージェントを経由することなく、迅速かつコストを抑えて人材を確保することが可能です。地域企業が限られた予算の中でDXを進められるよう、最適な採用手法として位置づけられています。

地域金融機関との連携による課題解決

足利銀行との連携を機に、クラウドワークスは栃木県内の地域企業のIT課題を一緒に解決していく方針です。今後は、他の地域金融機関との連携も視野に入れています。「テックダイレクト」だけでなく、経営課題に応じたコンサルティングサービスや、RPAを利用した業務自動化サービスの提供など、多様なソリューションを通じて地域活性化を支援していきます。

なぜ地域企業のDX推進が重要なのか

地域企業がDXを進めることで、業務効率が向上するだけでなく、競争力の強化が期待できます。しかし、IT人材の確保が難しい現状では、地域の事業環境が停滞してしまう恐れもあります。クラウドワークスは、地域企業が抱えるこのような課題を重視し、IT人材のマッチングを通じて解決に導く役割を担っていきます。

利用者の声と今後の展望

「テックダイレクト」を利用する企業は、すでに1400社を超えており、その中でフリーランスのIT人材を積極的に活用する企業が増えています。特に、即戦力となる人材を必要とする企業にとって、ダイレクトリクルーティングは非常に有効な手段とされています。スカウト機能も充実し、アクティブなワーカーと企業側のマッチングがよりスムーズになります。

今後もクラウドワークスは地域企業のDX推進を支援し、さらなる提携策を模索していくとしています。地域の発展のために、これからも柔軟で先進的な人材マッチングサービスを提供することが期待されています。