認知症予防調査
2015-09-17 15:00:03
認知症の予防に関する国民意識調査の結果と今後の展望
近年、高齢化社会の進展により認知症患者が急増する懸念が高まっています。この状況を受けて、中鎖脂肪酸認知症リスク対策プロジェクト(日清オイリオグループ株式会社)が行った調査結果が注目を集めています。
この調査では、40歳以上の男女1,200人を対象に、認知症に対する意識を探りました。驚くべきことに、約8割の回答者が「認知症」という言葉をよく見聞きしていると答えました。また、7割は自身が認知症になるのではないかと不安を抱いているという結果が出ています。認知症についての意識が高まっていることが明らかになりました。
特に、認知症予防に関心を持つ人は約6割に達し、「取り組みたい」と考えている人も多いことが分かりました。これは、認知症が社会的問題として深刻化しているという認識によるものと思われます。調査に参加した年代ごとに見ると、60代では64歳から予防に取り組みたいと考えており、40代でも48歳から始めようとする意欲が見られます。
調査結果に基づき、国民の関心が急速に高まっていることが分かります。このことは、認知症という問題に対して早めの対策が求められている証拠です。
認知症と中鎖脂肪酸の関連性についても注目されています。中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームフルーツ、母乳などに含まれており、脳を活性化させるエネルギー源としての利用が期待されています。厚生労働省の調査によると、2025年までに日本の認知症患者は700万人に達する見込みです。これは、65歳以上の高齢者の4人に1人が認知症の可能性を持つことを意味します。
また、認知症は高額な医療費や家族への負担も引き起こしています。ミシガン大学の教授によると、認知症に関連する社会的費用は、心臓病や脳卒中よりも高額であるという報告もあります。このような状況を考慮すると、認知症予防に対する取り組みが一層重要視されなければなりません。
行方不明者の問題も見逃せません。認知症の影響で毎年1万人以上が行方不明となり、警察によって見つかるのは6,427人という実態があります。このことからも、早期の予防が求められていることが分かります。
最後に、9月21日は世界アルツハイマーデーです。アルツハイマー病の理解促進を目的としたこの日に合わせ、全国各地でさまざまな活動が行われます。この機会を利用して、認知症問題について考えることが重要です。
今後ますます高まる認知症患者への対応と認知症予防への取り組みは、個人にとっても、そして社会全体にとっても重要な課題であり続けるでしょう。また、各家庭ができる予防策についても一層の情報提供が待たれます。
会社情報
- 会社名
-
日清オイリオグループ株式会社
- 住所
- 東京都中央区新川一丁目23番1号
- 電話番号
-
03-3206-5005