親子で学ぶ!人事の力を体験するワークショップレポート
2025年8月3日、渋谷区文化総合センター大和田にて開催された、「人事視点で探究する家族・チームのカタチ」と題した親子体験ワークショップでは、参加者全員が「次回も参加したい」と回答するほどの高評価が得られました。このイベントは、単なる企業の人事業務を超え、家庭や学校生活にも関連する考え方を親子で学ぶ機会となりました。
ワークショップの概要
この日のプログラムは午前と午後に分かれ、午前は「家族の幸せルール(ミッション・ビジョン・バリュー)」を作成することからスタートしました。初めに講師から「家や学校にはどんなルールがあるのか?」との問いかけがあり、子どもたちは日常生活でのルールに目を向けます。自らルールを考えることで、「ルールはみんなのための道しるべ」という認識を深めていきます。
その後、親子はそれぞれ「大事にしたいこと」について考え、共通点を見つける作業を行いました。例えば、「笑顔とおしゃべりする時間をもつ」という価値観を共通項にあげた親子や、「感謝」に基づくルールを創出した親子の姿が見られ、保護者たちは新たな発見を得た様子でした。「子どもがどんな価値観を持っているのかを知れて嬉しかった」との声も寄せられました。
午後のプログラム
午後のセッションでは、参加者は架空のパン屋の店長になり、「一緒に働く仲間を募集するチラシ」を作成する作業を行いました。このプログラムでは、まず子どもたちが「どんな人物と働きたいか」を考え、その理由を言葉や絵に落とし込むことを通じて、チームに必要な役割や大切な価値観について学びます。親もフォロワー役としてサポートし、コミュニケーションを通していくつものアイデアが飛び出しました。
最後は、多くの子どもが自分の発想したチラシを発表し、特に「北海道から世界に羽ばたくパン屋さんをつくりたい!」という3年生のアイデアが会場を沸かせました。子どもたちが創造力を発揮した瞬間でした。
参加者の声
ワークショップを終えた参加者からは多くの感想が寄せられました。「親子で一つの課題に向き合う時間が貴重だった」「プログラムを通じて子どもとより深く対話できた」など、家族の絆を深める機会になったという意見が多く見られました。
講師のメッセージ
午前プログラムを担当した門馬貴裕講師は、「家庭におけるMKV(ミッション・ビジョン・バリュー)を親子で考えることで、日常生活に『人事の力』が生かせることに気づいてもらえれば」と期待を寄せていました。同様に、午後の小林幸嗣講師も、「チームづくりの楽しさを体感することができた」と語りました。
今後の展望
このワークショップを通じて、参加者は家庭や学校においても「人事の力」が活かされることを体感しました。株式会社コーナーは、今後も人事の専門性を生かした取り組みを続けていく方針です。親子での貴重な体験を提供し、皆様と一緒に成長していければと思います。