#AWS #オブザーバビリティ #New Relic

New RelicとAWSが連携、進化したオブザーバビリティプラットフォーム提供を発表

2024年12月2日、米国カリフォルニア州サンフランシスコにて、New RelicはAWSとの提携を発表しました。この協業により、新たなインテリジェントオブザーバビリティプラットフォームがAmazon Q Businessに提供されることになります。これにより、企業は複雑なワークフローを効率化し、迅速な問題発見と解決を行えるようになります。

New Relic AIとAmazon Q Businessの接続

New Relicは、生成AIアシスタントであるNew Relic AIとAWSのAmazon Q Businessを接続しました。これにより、企業はアプリケーションパフォーマンスの低下やサーバーの不具合、ネットワークのボトルネックを迅速に特定し解決するための洞察とレコメンデーションを得ることが可能になります。その結果、組織内のすべての従業員が問題を見つけ、対処し、エスカレーションを行いやすくなるのです。

New RelicのCEO、アシャン・ウィリー氏は「企業はデータを駆使し、AIの能力を活用してビジネスの成長を追求しています。New Relicは、他のAIシステムと連携できる唯一のオブザーバビリティプラットフォームです。」とコメントしています。

ワークフローを一元化し、チームのサイロを排除

ビジネスにおけるシステム中断は特にトラフィックの多い時間帯において、顧客体験や収益に悪影響を及ぼすことがあります。データやツールが分散していると、効率的な対応が難しくなり、運用コストが増加します。しかし、New RelicとAWSの協業により、チーム内での問題解決が促進され、迅速なインシデント対応が可能になります。

New Relicの最高製品責任者、マナヴ・クラン氏は「ツールの切り替えが企業のインシデント対応を困難にしている現状を打破するため、我々は究極の解決策を提供します。オブザーバビリティをビジネスワークフローに組み込むことで、リアルタイムでの迅速なトラブルシューティングが実現します。」と述べています。

誰でも使えるインテリジェントなレコメンデーション

New Relic AIとAmazon Q Businessの連携によって、企業の生産性が向上します。リアルタイムのデータがAmazon Q Businessに統合され、技術的な知識がなくても誰でも問題解決ができるインターフェースが提供されます。ユーザーは自然言語を用いてデータにアクセスし、各種タスクを効率的に完了することができます。

主な機能には以下のものがあります：
1. 自然言語による情報アクセス：ユーザーは自然言語を通じて情報を取得し、迅速な問題解決を実現できます。
2. リアルタイム分析とレコメンデーション：パフォーマンスデータをリアルタイムで分析し、実用的な洞察を得ることができます。
3. 統合されたインターフェース：異なるツールへの切り替えなしで、すべての情報が一元的に表示され、意思決定が迅速化されます。
4. 自動化されたインシデント対応：AIが調査やインシデント対応のタスクを自動化し、人的エラーを減少させます。

この提携は、105以上の既存のAWSインテグレーション及び、New Relic AI MonitoringとAmazon Bedrock間の統合に基づいています。New Relic AIは、近日中にAmazon Q Businessのプラグインとして利用可能になる予定です。