鈴鹿医療科学大学が学習管理システムで国家試験合格率100%達成！

鈴鹿医療科学大学が学習管理システムで国家試験合格率100%達成

鈴鹿医療科学大学（三重県鈴鹿市、学長：豊田長康）は、全学的に導入した学習管理システム「learningBOX」との連携により、臨床工学科および放射線技術科学科の国家試験で合格率100%を達成しました。これにより、同校は医療系教育の新たな成功例として注目を集めています。

産学連携の成果

「learningBOX」は、learningBOX株式会社が開発した教育用のプラットフォームです。このシステムは、2020年から鈴鹿医療科学大学で全学的に利用されており、学習の進捗管理や個々の学習ニーズに応じた支援を可能にしています。鈴鹿医療科学大学とlearningBOX社は、2022年に産学連携に関する覚書を締結し、共同研究を進めてきました。

この連携によって、効果的な教材作成や機能改善についての意見交換が行われ、EdTechの普及と進化を促しています。これまでの共同研究では、調査レポートや国際的なイベントの開催、数々のアワード受賞など、目覚ましい成果をあげてきました。

学習管理システム「learningBOX」の導入

「learningBOX」は、コロナ禍においても常に進化を遂げ、鈴鹿医療科学大学が抱える課題への柔軟な対応を促進しました。特に、学びのDX（デジタルトランスフォーメーション）の進展に寄与し、通常の授業だけでなく、遅れをとる学生への支援が可能になりました。この結果、全体の国家試験合格率を高い水準で保持し続けています。

学習環境の革新

2024年度の国家試験では、両科での合格率100%という成果が報告されています。特に「トコトンできるまで教育」やリメディアル教育の取り組みが奏功し、習熟度が低い学生への特別な支援が行われました。これにより、同大学は医療系教育の分野でのモデルケースとしての地位を確立しています。

今後の展望

鈴鹿医療科学大学では、今後も「learningBOX」を活用し、教育の質向上を図るとともに、他の教育機関や国際的な舞台でもさらなる研究を続けていく方針です。全学導入から5年が経過し、その効果が明確になった今、鈴鹿医療科学大学は新たな教育の未来を創造し続けることでしょう。

具体的には、今後の調査結果を基にしたシステム改善や、新たな教材の開発に取り組むことで、教育界において一層の影響を与えていくことが期待されています。