武蔵野大学 AI活用エキスパートコースの成果発表会
武蔵野大学(東京都江東区)は、2023年9月11日(木)に、AI活用エキスパートコースの第3期生による成果発表会と修了式を実施しました。このイベントは、AI副専攻における学びの成果を発表する場であり、77名の学生が自身のプロジェクトを発表しました。
AI副専攻の目的
AI副専攻は、2021年度からスタートし、急速に進化するAI時代に対応するための人材を育成することを目指しています。このプログラムは、情報技術を様々な分野に応用し、新たな価値を創出するための知識と技能を身につけることが特色です。
成果発表会の内容
当日のプログラムは、午前10時30分から始まり、修了式後まで続きました。特に注目を集めたのは、学生たちが提案した多様なテーマです。「心理・福祉領域におけるセルフ・コンパッション(自分を思いやる心)を高めるアプリの開発」や「教育現場を支える遠隔対話システムの構築」といった具体的なプロジェクトが披露され、AIの活用方法が示されました。
参加者の声
発表会に参加した教員や外部からの来賓は、学生たちの斬新なアイデアや技術力に感銘を受けたとのことです。特に教育や福祉といった社会的な課題を解決するための取り組みが強く評価され、AIがもたらす可能性を実感する機会となりました。
プログラムの特長
武蔵野大学のAI副専攻は、単にAIエンジニアを養成するのではなく、AIを活用して現実の業務に改善をもたらすことができる人材を目指しています。プログラミングやデータサイエンスに加え、論理的思考力や業務課題解決のためのスキルが重視されています。これにより、学生は実践力を身につけることができます。
就職実績と未来の展望
このAI副専攻プログラムは、開設以来増加する受講生数と高い就職実績を誇っています。特に最近の調査では、AI副専攻を修了した学生の約80%が即戦力として評価されることが示されています。今年度の4年生では、54%の学生が情報系企業への就職が決まっています。
大学の理念
武蔵野大学は1924年に設立され、仏教精神に基づく人格教育を重視しています。多様な学部や新しいカリキュラムを展開し、100年を迎える2024年にはウェルビーイング学部の開設も予定されており、未来に向けた創造的な人材育成に取り組んでいます。
このような取り組みを通じて、武蔵野大学は変化する社会においても柔軟に対応できる人材を育て上げていく方針です。